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議会中継!③ 職員削減もここまできたか…

戸籍事務を民間委託!

総務財政委員会にて
 6月24日(私の誕生日)、戸籍を扱う事務に民間業者を入れる補正予算が総務財政委員会に出てきました。
 区のやみくもな職員削減もとうとうここまで来たかという感じです。

郵送班

 戸籍事務は三つの班に分かれています。
 一つは窓口班。まあ受付ですね。
 もう一つは作成班。受付してから戸籍謄本、抄本の原本から私達が手にする書類を作成する班です。
 そしてもう一つが郵送班。杉並区にある戸籍の半分が実は区外の方のものです。ですからその人たちが戸籍を必要とする場合に郵送してあげる業務です。
 単純作業ですが間違えたりしたらとんでもないことになる重要な作業ですが、これがこのほど民間業者に委託されようとしているんです。

アルバイトが戸籍を扱う?

 この作業は日に300件弱もあります。つまり従事者はそれだけの戸籍に触れるわけです。その人たちは区外の誰が、どのような中身の戸籍を手に入れようとしているのかわかるという重要な立場にいるのです。
 受託業者はどういう人を雇うのでしょうか。身分が保障された人がその仕事につくのかが問題です。つまり給料もその会社での地位も安定した人なのかどうかです。
 でなければ職員がコロコロと入れ替わり、守秘義務が守られるか非常に微妙な状態に陥ります。
 私がこれを追求すると区は“当然法令を遵守して雇用されるものと認識している”と逃げます。しかしですね、それこそまさに労働法にのっとっていればアルバイトを雇おうがなんだろうがかまわないといっているに等しいのです。

たった6名の職員削減のために

 この民間委託で削減される職員は6名です。しかも委託費が4ヶ月分で1750万円ですから一年に直すと5250万円、年収800万円の職員6名分を超えています。もちろんものすごく安い方が心配ですが、こうられば削減効果は感じられません。だったら職員のままで良いじゃない?と思うのは私だけじゃないと思います。
 区長がぶち上げた職員1000人削減…無駄な職員を削るといっていましたが、実は頭割りで各部署に毎年何人減らせ!と乱暴なノルマを課していたにすぎません。今回も削減目標のために強引にやられた感を否めません。
 区民のプライバシーに触れるこれほど重要な職務をアルバイト化してまで、職員削減を喜ぶ区民ははたしてどれほどいるのか、はなはだ疑問です…。
(08.6.25)
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