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汚染米事件とは何か?

 マスコミをみていて、どれだけひどい事件かはわかるのですが原因がいっこうに見えてこない…
 自民、民主の討論会を見ていてもなんだかよくわからない…いったい汚染米事件はどうして起きたのか。

構造改革が原因です!

 そんなときは日本共産党です。財界献金に手を付けす、アメリカへの意味不明の従属にNO!をつきつける、そんな日本共産党にしか追求できないことがあります。
 はっきりいって汚染米事件は構造改革によるものです。
 2004年小泉首相は農政改革の一環として“米改革”を実行。今では77万トンとなる外国米の輸入を開始しました。いわゆる「ミニマムアクセス米」。

あまるほど輸入して米価下落

 今この米が余りまくっていて保管するだけで250億円の税金がかかっています。さらに100万トンまで数字は上るようです。
 あまるほど輸入するから米価も下落、ますます日本の農家が苦しくなって自給率は低下、農地が荒れると里山のよき風景も失われ…まさに百害あって一利なしですね。
 そして今回の事件発覚で、食の安全まで破壊されていたことが明らかになったのですね。 

農産物の輸入の危険

 労賃の差があるとはいえ、ただでさえ安い国内産米価よりもさらに安い海外米を流通させるのですから、単純に考えて丁寧な扱いなど至難の業です。
 米は飛行機にのってくるわけではなく船で運ばれます。ひと月ふた月と海上で揺られ、コンテナは風雨にさらされます。
 当然カビぐらい生えるわけです。逆にカビを出さない、虫も出さないとなれば日本では違法となっているポストハーベスト、つまり収穫後の農薬散布を行う業者も出るわけです。そうして残留農薬問題も発生します。

誰のための構造改革か

 この汚染米事件を見ても構造改革というものが誰のための改革かを見抜く必要があります。
 大企業やアメリカの利益のためには、自給率の低下も食の安全さえもお構いなしの政治です。自民と一緒になって民主がこんな改革競争に明け暮れているなか、日本共産党の鋭いメスが光ります。
(08.9.22)
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