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防衛大教科書侵略正当化

 やっぱりなあといった感じです。結局、そんな「教育」がされていたのですね。
 いま大問題となっていますね。田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長がアパグループの懸賞論文に日本の侵略戦争を正当化する論文を発表した問題。
 個人的問題などでなく、かなり根の深い問題ではないかと事件が展開しています。

『防衛学入門』

 本日付のしんぶん赤旗が報道しました。
 防衛大学の必修科目で使用される教科書『防衛学入門』に、第二次世界大戦は「自衛を基本」と書かれていたのです。
 それによると第一次世界大戦の講和条約であるヴェルサイユ条約を批判的に記述し、ドイツで「民族主義が燃え上がって報復を決意するのは当然」と書いてあります。また「この熱狂的な民族主義」が日本に伝わったとし、ヒトラーのナチスドイツや日本軍国主義の侵略を当然視しているのです。

日本共産党が入手

 そしてとうとう言っちゃいます。
「戦争原因は欧米列強によるアジア侵略からの自衛」…。
 こりゃあ、田母神さんみたいのが現れちゃうわけですね…
 防衛大学校長の五百旗頭(いおきべ)真氏は「毎日」(九日付)への寄稿で「防大における歴史教育の内容がどのようなものであるか、改めて調べてみた。あの戦争を賛美するような講義内容は…まったく見あたらなかった」としていたらしいです。
 しかし日本共産党が政府関係者からこの教科書を入手。そして発覚しました。
 国民がしっかりと政府や自衛隊をチェックしていく必要があるなとあらためて思いました。
 ま、その際には日本共産党やしんぶん赤旗をご利用ください。
(08.11.11)
 
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