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学童クラブ民間委託で公明党

 失敗の危険性を考慮?

 先日開かれた保健福祉委員会で学童クラブの民間委託問題が取り上げられました。
 新泉、松ノ木小学童クラブに続き、今回は成田、杉二(成田西の第二学童)、阿佐谷南学童クラブが民間委託の対象に。
 この数ヶ月間選定委員会が発足され選定審議が続けられた結果、先に二学童を受託してきた社会福祉法人「福音寮」が次の三つの学童クラブも受託することになりました。

児童養護施設を運営

 福音寮は世田谷区で児童養護施設を運営している社会福祉法人です。
 この間の杉並での学童受託では、区が民間委託方針で示したようなバラ色に描かれた委託状況にはなっていませんが、ひたむきな職員の努力によって父母からの信頼を得てきました。

保育園放り出し事件

 今、保育の民間委託で大問題となっているのが「ハッピースマイル」。事業がうまくいかなくなったと突然、関東の30施設を閉園してしまいました。近いところでは東中野の施設があり、放り出された一人の園児を杉並区の保育園で受け入れることになっています。

危ないと思ったら委託させちゃだめでしょ…

 公明党の議員はこの事件を受けて、一つの法人に何施設も委託するのは危ないのではないかと質問しました。
 区はしどろもどろの回答でしたが当然です。だって、委託したら民間活力で素晴らしい成果が出ると豪語しているのですから、失敗の可能性を考慮するなんてことは理屈上ありえないのです。
 私は聞いていて驚きましたね。公明党は一斉閉園の危険性があるにもかかわらず学童クラブの民間委託を容認しているのか…と。そんなとんでもない危険性があると考えるなら民間委託に反対するべきです。
(08.11.13)
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