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議会傍聴について
「知らなかった」
が
61%
!!
『杉並区区民意向調査』というのが毎年区から出されます。これが実に面白いんです。
今日みなさんに報告するのは「区議会活動について」という項目。
「国会まで通ってるんじゃないの?」!!
その中で区議会傍聴の周知度をアンケートしたものがありました。つまり“区議会を観にいけるということを知っているか”というアンケートですが、なんと区民の61%が知らなかったというのです。
たぶん、少なからず、どこに議会があるかも知らない人がいるでしょうね。ちなみに私の友人は、私が国会議事堂まで通っていると思っていました…
「傍聴するつもりはない」が62%
まあ、こんな感じですから傍聴したいかと聞かれても62%が傍聴するつもりはないと答えるのですね。
でも「知らなかったけど傍聴したい」と答えた人は、知らなかったと答えた61%のうち三分の一に達してますからまだまだ捨てたもんじゃありません。
そんな方はぜひ今度の土曜日、午後一時からの議会で私が質問しますからいらっしゃってください。
「議員を減らせ」はさらに議会離れを深刻にする
よく議員の数を減らせという人がいます。その気持ちはよくわかりますね。
高額な給料を貰い、これぐらいしか周知がなく、そもそも何やってるかわからん。何やってるかを知っている人が見るととんでもない反区民的議案を通している…
これじゃあ、減らしたくなる気持ちが出てきて当然です。
ただ、それは“なぜ議会のことを区民が知らないのか”の本質を見抜けていません。
1万1000人に一人しかいない
私はこうしてHPや区政報告、街頭演説を通して区政がどれだけ区民の生活に直結しているか、どんなことが起こったか報告しています。
ところが多くの議員がそうした努力を怠っています。しかも今はすでに定員56議員のところを48議員まで削られています。杉並には53万人も住んでいるんですよ。
区民と区政の架け橋たる議員が1万1040人に一人しかいないのです。私はこの間、借金地獄や病気で悩んだり、あるいは商売立ち上げの奮闘する人まで多くの人を、行政の力を使って助けたり、応援したりしてきました。もちろん議会で区民の声を区政に届ける仕事もしてきました。そんな議員と区民が出合う機会を議員削減はさらに奪うことになります。
議員定数とは何か
議員定数(杉並は56)は私に言わせると、それ以上少なくすると、区民の当然受けるサービスを区民の目から遠ざけ、区民の区政からの関心を奪い、結果、何もしなくても金や地位を使ってのさばる議員を地域に作ることになる…そんなボーダーラインが議員定数なんだと思います。
権力者からすれば究極、議会なんてない方がいいのです。昔は議員は数が少なく給料もなく一般庶民は自分達の代表を送ることはできませんでした。議員削減はみすみす民主主義を自ら手放す行為です。議会を区民に引き寄せるのは区民自身の努力によってしかなしえません。
というわけで私の議会質問の傍聴からまずは始めましょう!
(08.11.20)
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