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年始のご挨拶として

 『連帯して闘う』ということ

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 ゆく年くる年宣伝。地元氏神様、成宗須賀神社にて。09.1.1 0:00〜1:15
 「闘う」…こんな言葉はちょっと前まで何か政治の一部の人の言葉でしかありませんでした。
 しかし今、この『闘う』という言葉が当たり前の世の中になりつつあると感じています。

おれたちが作ったものはどこに消えているのか

 
 相次ぐ福祉削減や増税、労働者の首切り、その一方で年収何百億円とか気の遠くなるような高額所得者への優遇政治。そんななかでいよいよ“おれたちが払った税金は誰のために使われているんだ”“おれたちがあれだけ生み出した生産物は誰が総取りしているんだ”という声があがり始めています。歪んだ社会との『闘い』という言葉が一般化してきているんだと思うのです。

派遣村

 昨年は本当に年末にかけていろんなことが起こりましたね。不安ばかりが増えた一年のようでもありました。
 しかし、そうした社会不安をなんとかくつがえそうと国民的な運動が起きた一年でもあったと思うんです。
 派遣切りに全国各地で反旗がひるがえされたことや年末年始の「派遣村」での国民の連帯の様子は特徴的です。
 厚生労働省は派遣村実行委員会の要望に応えて日比谷公園を開放し、さらに12日までの別施設の開放、社会復帰に向けた一人当たり10万円の貸付などを約束しています。
 派遣村の実践は今年の大きな社会現象となっていくでしょう。

イスラエル

 もうひとつ年末年始にかけての重要な動きは世界に目を向けまして、イスラエルの軍事侵攻をば挙げたいとおもいます。
 おとといには地上部隊が突入しています。いったいなぜそこまでと誰もが思います。なぜアメリカは止めないのかとも(イスラエルに強い“発言力”をアメリカは持っている)。
 こういうのみていると、いったい人間というものは戦争をなくすことはできないのではないかと感じてしまいますね。
 しかし一方で、この問題では国際的に連帯した抗議行動がおきている事実や、さらにイスラエルの国民の間でも抗議行動が活発化していて、しんぶん赤旗によりますと昨日はなんとイスラエル最大の都市テルアビブで1万5千人の集会が開かれたとのこと。そこにはアラブ系の国民だけでなくユダヤ系の国民も参加したといいます。
 これは画期的なことではないでしょうか。「連帯」という言葉が似合う国際情勢です。戦争の廃絶という人類的大事業は現実に進行しているのだと展望を抱かせてくれています。

変化の年とすべく

 社会不安が増すという今年の予想に反して私は、大きな変化が起きる年と感じています。大きな変化の兆しが見える今、みなさんにも大きな変化にふさわしい“大胆な行動”を呼びかけます。
 もちろん、私自身が変化の年にふさわしいみなさんへの活動を約束しての話です。この誓いをもって年始のご挨拶とします。
(08.1.5)
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