<<
戻る
元旦に高円寺で火事
元旦の朝5時半ぐらいだったでしょうか。高円寺で6軒延焼の一報が入りました。
私は日本共産党杉並地区委員会で数名の青年と宿直をしていましたのでその一報を受けて早速被災者支援に出動しました。
消防署が大きな火事などのときには連絡をくれるようになっているんですね。
火事で区議が何をできるのか…良く考えると誰もが疑問に思うでしょう。実はいろいろあるんです。
まずこの時期はなんといっても防寒対策です。寝袋と毛布をもって駆けつけました。
行ってみると商店街だったので焼け出された人は一軒だけでした。消防車に避難などしてそのときは大丈夫だったのでひとまず私は帰りました。写真は昼間にもう一度支援に入ったときのものです。
火事被災者のその日の宿泊先を確保してあげることも必要で、そういったアドバイスをすることもあります。
ちなみに杉並区ではホテルアミスタが割安で火事被災者を泊めてくれます。他のホテルもそういう制度を作ってくれるとうれしいですね。
さて、外から見るとあまり焼けてないように見えますが…
中はすごいことになっています。
この写真は実に向こう三軒先まで見えてしまっている写真なのです。壁が焼け落ちて柱だけになってしまっているのですね。
これはあるもらい火をした部屋の天井を写した写真です。炎がまわる際にはいろいろありますが、同じ建物だとこのように天井裏から炎がまわります。火を消すときは最後まで天井裏の熱を取り除く作業が続けられます。そうしないと火が消えたように見えてもあっという間に熱で再発火しちゃうからです。
大量の水を流し込むわけですが、この水で焼けてない部屋でも使い物にならなくなります。
昼間に再度支援に入り、被災ゴミの処理を手伝いました。そうして出たいらないゴミはどうするのか(罹災証明書があれば区で処理してもらえる)、何かしら復興支援などないのか(お見舞金として3万円ほど区から出たり、あるいは雑損控除で税金を減額してもらえる)などなど様々な情報を提供することもできます。
女性の場合は下着や生理用品などの提供が嬉しかったりします。区議でも場数を踏めばいろいろな火事被災者支援ができるのですね。
火事相次ぐ!要注意!!
それにしてもものすごい乾燥状態です。火事は誰にでも起こりうるもので、起こると取り返しのつかない生活上、精神上のダメージを受けることになります。
くれぐれもお気をつけください。
(09.1.8)
<<
戻る
杉並区成田東4-5-14
TEL 3391-0977
Copyright(c)2004,AKIRA HARADA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。