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まちを歩いていて
議会の合間をぬってまちを歩いてみました。この際「歩く」とは「聞いてまわる」と同義です。
そこで気になったのが「派遣村」についてのまちの言葉…。
まあ、簡単に言えば「甘えてる」「むしがよすぎる」「計画性がない」ってことでした。この間、杉並自民議員倶楽部の代表質問で飛び出した言葉と同じです。
国民同士の分断
この前の記事で実は商店街の新年会でもそういう話をきいたと書きました。商店街の方にしてもこの方(土建業)にしても派遣の人たちの自己責任を指摘します。
ところが実は、商店街や職人も周りの人たちから自己責任を指摘されていたりします。「商店街は人を呼ぼうという努力が感じられない」とか「職人として技術が足りないから仕事が来ない」とかいう具合です。
なんていうか国民同士で=困っている人たち同士で、お互いを責め合っている状況です。
これでは日本国民全体から利益を吸い上げて自分達だけ腹を膨らませている「巨悪」の存在に気付くことができなくなると心配しています。
日本財界とアメリカへの従属
話が飛んじゃうみたいですが、日本共産党は日本財界の横暴とアメリカとの主従関係がその「巨悪」であると指摘します。
長年、地域の商売人たちが作り上げてきた商店街を食い物にする形で大型店舗が幅を利かせるようになったのは、アメリカの要求に乗った日本財界の政界工作の「成果」です。職人が生きづらくなってきているのもゼネコンなどの要求で下請け泣かせを政治が黙認し、ゼネコンが儲かる大型公共事業ばかりに国が力を入れているからです。
そして「派遣」という使い捨て労働が世の中にあふれたのも日本財界の政界工作によって作られた社会の結果です。
「団結せよ!」っていま新鮮かも
自営業とサラリーマン、派遣と正社員、日本人労働者と外国人労働者、あるいは教師と父母、男と女…政治家やマスコミによってありとあらゆる分断が持ち込まれていないでしょうか。
「万国の労働者団結せよ!」なんていうと古臭くてなんだか暴力的なイメージがあったりして私はあまり使わない言葉でしたが、ここにきて「団結」って言葉が大事になってきていると感じます。
使い方はそうですね…「みんなで団結しようよ!」って感じですかね。
(09.2.23)
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