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東京メトロ丸の内線　

全線ワンマン化！！

　丸の内線を利用するみなさんにとって大変な問題が発生しました。
　都内で最も古く、安全性も問われている丸の内線が全線でワンマン化を行うと発表しているのです。
　これまで運転手と車掌の二人で行ってきた安全運行のための様々な手順を、運転手一人に任せようというもので非常に危険だと指摘せねばなりません。

メトロは韓国の地下鉄火災を忘れたのか！

　ワンマン化と聞いて思い出すのが２００３年の韓国の地下鉄火災事件…
　午前１０時頃の地下鉄電車内で犯人がガソリンをまいて着火。燃えやすく有毒ガスを出す素材を使用していた車内には瞬く間に火が燃え広がりました。
　火災によって停電。パニックを起こした乗客を制御し、確実な避難誘導が求められましたが、この電車はワンマン化されており、まともな手順が踏まれないどころか運転手もパニックを起こして扉を開けないまま逃げ出してしまったのです。
　そのため乗客は外に出れず、焼死あるいは有毒ガスによって２００名の命が奪われたのです。
　この事件を忘れたとは言わせません。

丸の内線はどうか

　丸の内線は日本の地下鉄で最も古い路線の一つです。特に杉並区間の駅などは二方向避難経路もなく、排煙設備も完備されていません。
　南阿佐ヶ谷を通る人はミスタードーナッツの前で工事をやっているのをみていると思いますが、あれは地下鉄の排煙設備の設置工事です。いまさらですか？という話なんです。
　そうした基本的な安全対策もままならない状況でワンマン化に突き進む東京メトロ。昨年を見ても莫大な経常黒字を上げている企業がどうして人件費をそうまでして削らなければならないのか…
　今後、この問題を追っていきます。
（09.3.18）

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