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原田あきら
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廃校計画で街が団結しつつある

 いま、各学校の有力者をまわって学校統廃合計画の実態をお知らせしています。
 するとどこでもこの地域の学校はつぶさせない!と強い姿勢がみられます。いくつかの地域で寄り合いがつくられ、統廃合計画について話し合いがもたれるようです。廃校計画に対して地域の団結がつくられようとしています。

どこでも聞く「選択制さえなければ」

 いまどこでも聞こえてくる声が、「学校選択制さえなければ…」という声です。
 話をしていて必ずそこに行き着きます。
 教育改革として捉えられ、いかにも教育環境の整備のひとつと描かれていますが、もう地域はだまされません。この制度によって地域が分断され、まともな学びの場が奪われています。地域行事もままならなくなってきました。
 百害あって一利もないこの制度。実際は学校をつぶすために行われている制度だということを私ははっきりし適したいと思います。

少人数学級がやってくる

 先日、教職員組合や日本共産党などが訴えた少人数学級の導入に対して、都教育委員会が「重く受け止める」と初めて発言しました。
 もし導入されれば、学校統廃合を進めた場合、学級数はむしろ足らなくなります。
 47都道府県で少人数学級を導入していないのは東京都だけ…実現は目の前です。

学校規模は北欧などでは200人に満たない

 だいたい、学級どころか学校自体が小規模化しているのがヨーロッパなどでの常識です。北欧では学校は200人に満たない。150人ほどとも言われています。そのなかでこそ丁寧な授業ができ、世界トップレベルの学力を勝ち取っているのです。
 一つの学校もつぶさせない! 
 この声を区内に広げきりましょう。
(09.6.12)
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