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杉並公会堂講演会
 『人権と歴史認識』大成功!

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 7月21日の集会は雨の中たくさんの人がつめかけ、大成功をおさめました!
 目玉はなんといっても拉致被害者の蓮池透氏をお迎えしての対談。作家で翻訳家の池田香代子さんが受けます。
 池田さんの導入からスムーズに拉致問題と人権、そして歴史認識がかみ合って50分じゃまったく足りないほど興味深い対談が展開されていました。

“強硬派”だったような?

 
 1階フロアーはほぼ満席でした。若い人も目立ちましたね。
 当初は家族会の中でも強硬派と見られていた蓮池氏。「新しい歴史教科書をつくる会」系の集会にも出ていたと率直に語ってくれました。
 とにかく支援してくれるという人がいれば駆けつけるし、そこに何も考えはなかったとのこと。

利用されているのでは?という思い

 しかしなかなか問題の解決が進まないなかで、何か拉致問題を利用して北朝鮮を攻撃したり、あるいは自らの権益を守ろうとする人たちがいるのではないかと思うようになった…というのです。
 なかでも一番拉致問題を利用したのは安倍元首相だったと蓮池さんはズバリ指摘しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 日本人が近代史をほとんど学んでいないことは問題だといいます。
 家族会発足当初は一方からの偏った歴史観だけを植えつけられていたと蓮池氏は振り返り、当時の自分も含め、日本人の近代史の知識についてはあまりにも不足していると指摘。そのなかで政治家がそれを利用し、結果、北朝鮮問題がヘンなナショナリズムになってしまったと指摘しました。

逃げ口上としての「経済制裁」と「ブルーリボンバッジ」

 外交官も何かやるとたたかれるから何もしたくない。政治家も何か言うと家族会などからたたかれるので「経済制裁すればいいんでしょ」とか「ブルーリボンつけてればいいでしょ」となる。
 蓮池氏はいいました。
これはもう思考停止でしょ  と。
 杉並区でも山田区長が職員にブルーリボンバッジの着用を半分強制しています。北朝鮮問題を自らの政治的野心のために利用しているとしたら、これほど醜い話はありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 メイン講演は『人権と歴史認識を考える』で講師は一橋大学名誉教授の中村正則さんでした。
 副題がなかなか大胆で「いつだったらあの戦争を防げたか」でした。
 日本の戦争の軌跡をふんで、第二次世界大戦という最悪の戦争をいつの時点だったら止められたのかと考える講演で興味深く聞かせてもらいました。
 結論として大正デモクラシー期、このときをおいて他にあの戦争をとめることはできなかったと指摘していましたが、この大正デモクラシー期こそ日本共産党がこの日本にできた時期です。
 反戦平和と民主主義の確立を訴えた日本共産党を、政府が死刑までして徹底的に弾圧したことは、彼ら支配者にとっては「最良の選択」だったなと、講演を聴いていて思いをめぐらしました。
 興味深い講演で終わってから「写真を撮り忘れたー!」と急いでシャッターを切ったら、わかりますかね…壇上に見える白いボールのようなもの。これが中村先生です(頭)。
(09.7.23)
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