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横浜市で「つくる会」教科書採択!
横浜市教育委員会は本日、「つくる会」教科書の自由社版を採択しました。
明日の杉並区役所での集会を前にして不安に満ちた報告をせねばなりません。
最大の冊数
横浜市教委は18地区中8地区で採択。横浜の中学校145校中71校で使われます。冊数約39000冊と、これまでで最大の採択となりました。これまでは杉並の5000冊が最大でした。
採択されたのは自由社版といって、分裂した「つくる会」の一方が作った教科書です。扶桑社版の教科書とほぼ同じ記述ですが、一部にこれまで以上に問題ある記述があるとも言われている教科書です。
横浜でも教育委員のすげかえ
杉並区でも採択に反対した委員が次々と山田区長によって採択賛成の人間に替えられましたが横浜でも同じことが起こっていました。
4年前、採択に賛成したのは6名中、今田委員の一人だけ。ところがその後、反対した委員は次々と首をすげ替えられ、前回から残っているのは今田委員の一人だけ。しかも今田委員は教育委員会委員長に任命されるという始末…。
教育委員の選任は首長が推薦し、議会の同意の下に任命するものではありますが、選任する際から専門家や議会などの意見を聞いて進めていくのが通例となっています。
そうでなければ教育というこれまでに先人が築いてきた英知を結集することができないからです。杉並のように教育委員のこうした強引なすげ替えを許してきた自公民の姿勢は重大です。
明日は11:30に集合!
さあ、いよいよ明日は杉並区役所前で大集会が行われます。
全国で「つくる会」教科書採択の動きが活発化しようとしている中でこそ、声をあげ、公正な教科書採択を求める運動が必要です。
しかし、興味深いのは例の横浜市長らが作ろうとしている新党の件。“よい国つくろう運動”でしたっけ?山田区長がやっているのは…名前からしてなんだか妙な運動ですが、横浜の中田元市長にしても、山田区長にしてもこの新党に関わっている人のところで「つくる会」教科書採択の動きがあるみたいです。全国各地で松下政経塾出身の人がそうした運動をしているようですが、いったい松下政経塾に何があるのでしょうか。
(09.8.4)
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