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薬物依存の拡大について

 たしかに次々と芸能人の麻薬使用が発覚していますね。
 酒井のりこ容疑者の件では、悲劇の妻から逃亡者になるという劇的な展開によって、押尾学容疑者の死者まで出した重大な事件が薄れるほどの報道がされていますね。
 どちらも犯罪者として社会の非難を浴びており、それは当然のことでしょう。しかし、ここまで薬物汚染が広がってしまった状況で、犯罪者としてだけ扱うのは何か足りない気がします。

薬物依存は病気として治せます

 薬物依存は病気です。
 覚せい剤のように所持しているだけで犯罪のものもありますが、なかにはシンナーや風邪薬のように所持だけでは違法でないものもあります。
 犯罪者の視点で責めるだけでは今や社会現象ともなっているこの病魔に社会がなんの対応もなさないことになってしまいます。それどころかむしろ水面下での進行を促すだけでしょう。
 なぜなら犯罪として扱われるから、薬物依存者は治療の機会も与えられず、むしろその「犯罪」を「手助け」してくれる暴力団などに取り囲まれていくからです。

マリファナにまつわる嘘

 私が最近麻薬問題で特に気になるのはマリファナに関するゴマカシ情報について。
 マリファナよりタバコのほうが身体に悪いとか、マリファナはアルコールより依存性が少ないとか。あと、外国では合法な国もあるとかもよく言われますね。
 マリファナがタバコなんかより数倍、人体や人格に有害であるのは何よりも幻聴幻覚作用があるという点です。
 身体に一度入れただけで二時間ほどトリップ(幻聴幻覚作用が働いている状態)しているなんてことがタバコではありえません。それが気持ちよければ気持ちいいほど、トリップの時間は長くなっていくでしょう。こんな状態をどうしてタバコよりも身体に悪くないとか、依存性が少ないといえるのでしょうか。

覚せい剤への通り道

 そもそもマリファナを使った人の多くがコカインや覚せい剤などより重大な障害をもたらすクスリに手を出しています。
 こうしたマリファナの特性やマフィアの関係、国の財政的問題などから一部の条件の下で合法化する国が一部にありますが、決して積極的な合法化とは違います。
 そのことをしらずに、マリファナがまるでタバコやアルコールよりも軽い薬物だと思い込まされている人が多すぎるのです。
 今夜は眠いのでここまで。
 この問題はまた議論せねばなりませんね。
(09.8.12)
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