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「つくる会」教科書を再び採択!

 本日、杉並区教育委員会は扶桑社版「つくる会」教科書を再び採択しました。

ほんの三十分ほど

 午後二時から始まった教育委員会。採択までにかかった時間はなんとたった30分ほどだったそうです。
 これだけ重要な議論を必要とする問題を30分ほどで結論に至るなどまともな審議が行われたとは到底思えません。

4対1で採択

 大蔵雄之助委員と宮坂公夫委員が採択の立場にあることはわかっていました。とくに大蔵委員の発言は傍聴者の怒りをかっていたようです。
 気になっていたのは井出隆安教育長と大橋辰雄委員。井出教育長は杉並区で教員として働き、父母や子どもからの信頼厚い校長先生だった人です。とくに大橋委員は小学生の現役PTA。というより杉並区PTA連合会の前会長さんでしたか。区内で整骨院を営んでいる普通の区民です。
 なぜ彼らがこの教科書を採択せねばならなかったのか。どんな力が働くのでしょうね。暴力的圧力というわけではなさそうです。

周囲の声に耳をふさいで

 大橋委員の人事議案については、日本共産党杉並区議団が口頭で本人へ質問した際、“歴史教科書採択については社会科の先生や周囲の人たちに聞いて決める”と回答を受けて賛成していました。
 しかし、今回も多くの現場教師や区民の批判が圧倒的でありながらもその報告書を参考とすることなく、扶桑社の教科書を採択しました。この間、大橋委員については連絡を取ることすらできず、区民の声は聞くことすらしなかったようです。

区民への説明責任

 住民の声を反映できるようにと定められた教育委員への現役保護者の参加でしたが杉並では活かされることはありませんでした。
 調査報告書での悪評をくつがえしても「つくる会」教科書を選ぶ理由があるなら、それをしっかり区民に説明してほしいですね。私個人的には裏切られたという感情で一杯です。
(09.8.12)
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