原田あきら：「歴史的変化！」って感じですね

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「歴史的変化！」って感じですね

　308議席ってすごいですね。テレビで「国民の勝利」って言ってましたが確かにそうですね。

石原氏(自民)に保坂氏(社民？民主？)迫る！

　さて、早速杉並の結果をば。
　これも驚きの結果となっています。
　
1 石原　のぶてる　147,514
2 保坂　のぶと　　116,723
3 澤田　俊史　　　 24,965
4 植田　誠一　　　　6,132 　
　石原氏に保坂氏の票が近づいています。この票は都議選で民主党が公認や推薦で得た票とだいたい同じです。保坂氏は選挙中はもう社民党の候補者じゃなくて、まるで民主党の候補者になってましたからね。その戦略の結果です。
　日本共産党は約二万五千票で前回とほぼ一緒。前回は社民党が候補を立てなかったので「じゃあ共産党へ」って投票行動が起きたんですね。今回はそれがなかったにもかかわらず現状維持なわけですからかなりの人があらたに日本共産党に投票した結果でしょう。まあもちろん、もっと先を目指していたのですがね…
　比例代表では日本共産党は約二万七千票を獲得。公明党は二万票にとどかない状況で、社民党は保坂氏が１１万票とったにもかかわらず一万八千票にとどまりました。

言われそうだなあ

　しかし、こうまで保坂氏と石原氏が近づくと「共産党が一緒にやっていれば勝てたかもしれないのに」なんていわれそうですね。
　ただですね、憲法9条を変えるとか消費税を上げるとかいっている民主党と日本共産党が今手を握るのはかなり無理があります。保坂さんはもうほとんど社民党の候補者じゃなくなってましたしね。

自公に審判

　さて、負けたのは自民だけじゃありません。公明党の敗戦も歴史的です。
　私の友人が選挙に出た東京12区（北区）の選挙では太田代表が落ちるというショッキングな結果。北側一雄党幹事長や冬柴鉄三元国交省も落選という信じられない状況。これから自民党との選挙協力も難しい状況になるなら自民党も公明党もその存在が危うくなるでしょうね。
　しかしそこまで民主がもちこたえられるかってのもあります。

財源の問題とか

　高速道路無料とか子ども手当て２万６千円とかの財源をどうするかなど意外と深刻な問題です。庶民増税に求めるなど意味のない政策を出せば一気に支持率は下落するでしょう。
　なによりも労働者派遣法の改正、後期高齢者医療制度など前政権の“負の遺産”をどう処理するかが問われます。
　日本共産党にはそうした民主政権下の政治を前向きに動かすことが期待されています。まあ、もう一議席もらえれば党首討論の権利がもらえましたからもっとそういう意味で働けたのですがね。
（09.8.31）

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