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善福寺川、成田地域の調節池建設!
成田地域に朗報です!善福寺川の水害対策として成田西に調節池が造られることになりました。
待ちに待った成田地域の水害対策。先月の台風でも東田中学校前などで床下浸水が起きたばかり…。大雨が降るたびに住民はびくびくしています。
着工は2012年
なんでも成田西にある「公園」(善福寺川公園だろうなぁ…)の地下に建設予定だそうです。
着工は2012年と3年後、かつ工事期間は4〜5年とのこと。まだ時間がかかりますね。
肝心の貯留能力は?
貯留能力は3万5千立方メートル。25mプールに直して100杯分てところですね。和田堀にある野球場をつかった調節池が4万8千立方メートルでしたからちょっと小さいくらいですね。
これはそれなりの影響力を持ちそうです。が…
しかしながら、実際にどれくらい効力があるかはわからないのですね。それはなぜなら…いつも水害が起きる地域にいったいどれだけの水があふれているのか誰も計算していないからです。がーん。
私は議会で何度もこの問題を追及しているのですが、区はいっこうに試算しようとしないのです。これは本当に意味がわかりません。おそらく“どんなに計算してもやれることは決まっているから…”といったところでしょう。
数十億円規模か
阿佐ヶ谷駅前で行われている地下貯留管設置工事が10億円してますから、どうですかね。今回の工事はおそらく数十億円規模になるのではないでしょうか。
しかも効果があるのは調節池の下流だけで、上流の大水害地である上荻地域にはほぼ効果は生まれません。
私はかねてから訴えているのですが、地下貯留管設置など大規模工事の計画とともに、水害地域を中心に、水害の根本原因であるアスファルト舗装を浸透性にする施策が重要です。現在の水害は、雨水を下水に流すから起きるわけで、地面に吸わせるこの方法をとれば即効性があり、かつ安上がりなのですね。しかも地域の土建業者にお金が落ちる。どうです、完璧なプランでしょう?
この舗装をどれだけやればいいのかをはかるために、水害地域にどれだけ水が溢れたか試算する必要があるのですね。
そうはいっても大きな成果
ま、そうはいってもこの調節池の建設は住民運動の大きな成果です。
都は善福寺川の川幅を広げる事業しかこれまで計画してきませんでしたが、これはものすごい長い年月がかかります。
そこに新たな計画を立てさせたのですから。
私もこの間、水害問題が起きるたびに議会で対策を訴えてきました↓
【
http://www.yuiyuidori.net/jcpskd-harada/html/menu3/2005/20051019122647.html
】
安全安心といっておきながら、いっこうに問題の解決に力をいれようとしない区の姿勢を議会で追求していきたいと思っています。
(09.11.18)
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