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善福寺川の地下貯水池は善福寺川緑地上流か

 昨日、都庁に出かけていって成田地域にできるという地下貯水池の説明を聞いてきました。
 都の建設局河川部副参事、河川部計画課の係長が対応してくれましたが、それによるとこれからボーリング調査などして地盤を調べ、どの工法でやるかを決めた後、予算化されるのだそうです。

地盤沈下などの心配なし

 善福寺川周辺という弱い地盤の地下に、プール百杯分くらい(3万5千立方メートル)の池を造るのですから、地盤沈下とかでちゃうのではないかと心配しましたが、調査をしっかりして最適の工法を取るのでそういうことはないのだそうです。
 だいたい、地下貯水施設というと10万立方メートルとかが普通で、小さい方だから大丈夫ですといわれちゃいました。
 しかし、そう聞くと今度は水害対策なんだからもっと大きいのを造ってくれっていいたくなりましたね。

本当の狙いは松渓橋対策

 成田西に造るのだから当然成田西や成田東の水害地域対策なのだろうと思っていたら、本当のターゲットは違ったみたいです。
 松渓橋付近で水害が多発しているわけですが、ここの川幅を50mm対応にしたくて成田西地域に貯留池を造るのだそうです。

水害対策講習

 川幅は大きくすればそれだけ水をのむわけです。だから川幅を広げたあたりは洪水を起こさなくなるのですが、実はしばらくして川幅が狭くなっていたりすると、たくさんの水が狭いところに入ってくるわけで水圧が高まって下水が逆流する水害が起きやすくなってしまうのです。だから好き勝手に川幅は広げられない…そこで貯留池を造っておけば川幅を広げても大雨が降ったとき池に流し込むことで水圧を下げることができるというわけです。
 副参事は成田西より上流の松渓橋付近の川幅を広げる水害対策としてこの貯留池を造るのだといっていました。
 今後も動きがあり次第報告します。
(09.11.21)
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