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「政治にとって大事なこと」?

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 朝日新聞はそれがわからないのでしょうか?電車の中で見た広告です。
 初志貫徹か臨機応変か…最終的にはどちらも大事。みたいなオチをつけたいのでしょうが、このような表面的な議論を「政治にとって大事なこと」として語るあたりで朝日新聞の質が問われると感じました。

「政治にとって大事なこと」は

 「政治にとって大事なこと」…それは国民がどう感じ、どうしたいと願っているかにほかなりません。政治はそれによって、初志を貫徹したり、ときとして臨機応変に活動を発展させるのです。
 基本に国民が主人公であることが置かれていれば、初志貫徹でも臨機応変でもどちらでもかまわないのです。

「21世紀臨調」的政治観

 21世紀臨調という団体があります。この団体は財界人、研究者、報道関係者、そして一部の政治家によって構成される団体で、これまで小選挙区制の導入や「政権選択選挙」を提起し、実現させてきました。
 財界が中心となって“日本の政治はこうだ!”とばかりに国民に押し付ける…そんな団体です。

マスコミによる世論誘導をあけすけに語る

 重大なのはこの団体の中核をなす155人の運営委員の中に、なんと73人にのぼるマスメディア関係者が参加していること…
 そして彼らが作成した「物語で読む21世紀臨調」には「マスメディアを通じて日常的な世論形成を行い…改革を具体化し実現していくことに最大の力点」とマスコミによる世論誘導があからさまにうちあけられているのです。
 いわゆる「劇場型政治」は彼らが作為的に作り上げていたのですね。

国民目線に立つのか、立たないのか

 国民の声を聞いて政治を進めるという観点がありませんから、結局、政治を語る上で「初志貫徹か臨機応変か」といった極めて表面的な選択肢しか出てこないわけです。
 まるで、“愚かな国民に将来への道を指差してあげよう”といわんばかりの21世紀臨調をみていて思います。いま政治に問われているのは、「国民の目線に立つ」のか「国民の目線に立たない」のかのどちらかだと。
(09.12.28)
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