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原田あきら
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問われる民主党

 武器輸出三原則見直し発言など国政の民主党もひどいのですが、都議会の民主党も異常です。

反対だった小児病院廃止に選挙後賛成

 杉並区ではあまり話題に上りませんが各地で重大問題となっているのが都立3小児病院の廃止問題です。
 昨年の都議会議員選挙前、民主党が我が党らとともに反対していた3つの都立小児病院の廃止問題。民主党は選挙後になって「3病院廃止後の受け入れ体制をつくる」という都の説明に「十分な回答が示された」と受け入れ、反対から一転賛成にまわりました。都内の小児科の慢性過密状態が問題となっていたから都立小児病院存続の声が沸きあがっていたのです。まったく通りの通らない都の説明になぜ納得できるのか…。
 この裏切りとも言える行為は各地の住民に大きな怒りを呼んでいます。

オリンピックの再立候補を容認か?

 石原都知事がオリンピック招致活動にこじつけて豪華ホテル宿泊や観光に浮かれていたことを日本共産党都議団が暴露し問題となっていますが、民主党も選挙前、なにやらオリンピック反対の旗色を見せていましたね。
 ところがこの間、石原都知事が年末のインタビューで民主党は再立候補に反対しないだろうと言っていました。その実、日本共産党都議団には民主党中枢部から、どうしたら五輪再立候補に賛成できるかと働きかけがあったといいます。1m1億円かかるという外郭環状道路建設にも賛成の構えですし…どこへいく都議会民主党といった感じです。

民主党が一番変化がない

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 選挙後、都議会では変化がおきています。自民党が「行革のあり方はターニングポイント」(つまり福祉予算削減方針の転換)といってみたり、公明党が介護保険を批判して介護手当の支給を要求したり(日本共産党都議団が求めたときはバラマキと批判していたのに…)、変化が起きています。少人数学級も石原都知事らしくケチくさいやり方ではありますが、小一と中一を一年に一人ずつ少人数化させる計画です。まあ、自公の変わり身にヘキエキとしないでもありませんが、こうした変化と比べてあまりに民主党の腰砕けが際立ちます。
 右は杉並区選出の田中良都議の選挙ポスター。
「媚びる、すり寄る、こんな議会は終わらせたい」 
「杉並の勇気」…今みるとやや残念なポスターに感じなくもありません。
 多くの都民も「こんな議会を終わらせてほしい」と思って投票したことでしょう。ぜひとも「勇気」を見せてもらいたいものです。来月の予算議会は都議会も楽しみです。
(10.1.13)
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