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不起訴ですか…
小沢さんの不起訴は、かえって民主党にとっては痛手になるのではないでしょうか。
もともと民主党の国会議員一人ひとりに期待する人はあまりいなかったと思います。政権交代によって自民党政治が大きく変わるのではないかと、交代した民主党の議員も緊張感の中でまともな政治を行わざるを得なくなるのではないかと…国民は期待していたのですね。
ちょっとぐらいなら大目にみても？
新年会などで町の人たちの声を聞くと、「金の問題なんかはわかりきっていたんだから、重箱の隅をつつくようなことしないで民主党にもうちょっとやらせてやれよ」という人が少なくない…まあ、要は“大目にみてやれよ”ってことです。
こういう意見に頭から「金の問題は日本政治の根本問題だ」などとたたくことはしません。むしろその言葉に含まれた日本政治の前進面を私は感じています。
バランス感覚ある今の国民の目
“大目にみろよ”というと同時に、「こうなった以上、小沢さんはやめないとな。あの人がいるとますます自民党と同じになっちゃうよ」という言葉も本当によく聞くわけですね。
“自民も民主も中身は一緒。金の問題は両者にある”
“悪い部分もあるが政権交代による成果の部分は進めさせる”
“大目にみても自民党のように最低限のモラルさえ失う姿はみせないでほしい”
これってなかなか鋭く政治を見ていて、バランス感覚もあると思うのですよね。
国民が期待しているのは…
一定の期間は大目にみるという姿勢が国民にはあるが、最低限のモラルはきちんと守ってもらいたい。その点で今回の事件を見ると、小沢さんの不起訴や党内での浄化作用が働かない状況は“最低限のモラル”ってのに抵触している気がするのですね。
国民が待っているのは
「なにもありませんでした」というより、「何かあったので対処しました」
という言葉です。
秘書が三人逮捕されて国会議員が責任を取らないなんで自民党以上に国民を馬鹿にした政治…今の国民はよく政治を見ていますから、相当のショックが民主党を襲うことは間違いありません。
（10.2.4）
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