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10.2議会中継!⑥

セシオン賃金未払い事件を受けて
モニタリング調査の見直し

 昨年の9月に起きたセシオン杉並での従業員賃金未払い事件をうけて業者へのチェック体制が見直されます。
 当時の私のHP【http://www.yuiyuidori.net/jcpskd-harada/html/menu2/2009/20090928182643.html

モニタリング調査とは

 区はモニタリング調査といって、委託した施設の運営がしっかり行われているかチェックをすることになっているのですが、今まで従業員の労働環境が守られているかといった項目がありませんでした。
 それが今回、労働法令の遵守がなされているかといったチェック項目が入ることになったのです。
 これはたしかに一歩前進です。しかし、区の姿勢はまだまだ弱く、受託業者の労働環境は法律は守れと大きくはいえても、細かく口を出せないなどといって逃げています。

外部からの監視の目を

 一般質問では松尾ゆり区議が板橋区の例などをあげて給与明細の提出、労働賃金の官準拠をもとめましたが、区は受け付けませんでした。
 民間委託は特に労働問題で各地の住民に被害をもたらしており、自治体の施設での二重委託や賃金未払いなど今まででは考えられないような事件が、というか、もはやモラルの崩壊がおきています。
 私は社会労務士などによって外部から監視の目を入れることが急務と考えます。それはもちろん、いかに委託費を安くするかといった区側の目線ではなく、適正な労働環境が保たれているかといった区民の立場にたった監視の目ですね。

「五つ星」が泣く…

 みなさんはどう思うでしょうか?
 区の業務を民間委託して、そこで働く従業員が低賃金を強いられた挙句に賃金未払いを泣き寝入りさせられるような事件が起きても、区のお金が浮いたと喜べるでしょうか…
 未払いを受けた従業員は数ヶ月にわたって区に対し、“賃金の支払いが遅れている。区として対処してほしい!”と訴え続けましたが、一方で“私達は委託先従業員といえども区の職員。五つ星の区役所のために任務は続ける”と二ヶ月間にわたって無給で働きました。しかし区は一切の補償金を払わなかったのです。
 私は自治体がこのようにして国民を泣かせていけば、その瞬間は区の財政収支が良くなっても、必ず国全体に悪影響が現れ始めると考えています。
 というより、すでに現れているのではないでしょうか…
(10.2.19)
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