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渡邉錠太郎邸の一部が区指定有形文化財へ!

区民からの通報と私の依頼で、取壊し直前に区が緊急調査

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 70年間そのままだった渡邉錠太郎邸。
 21日付の区報12面で今年度の区指定文化財が決まりましたが…
そこに226事件の舞台の一つとなった渡邉錠太郎邸の一部と家具が指定されたのです。実はこの貴重な資料も危うく産廃としてゴミになるところだったのです。

区民からの通報?

 “区民からの通報”というか実はよく一緒に飲んでいた映画監督からある日言われたのでした。
 “あたしの家の前に226事件の兵隊が押し入った家があるんだよ”と。それが渡邉錠太郎邸でした。
 場所は荻窪。
 へえ、そうなんだあ…と行ってみるとかなりの豪邸。しかし、玄関も朽ちて崩壊しかけていました。
 そんなある日、監督から「なんか取り壊されるみたいで工事の立て札が立てられたよ」と連絡がありました。
 そのときのHPがこれ↓
http://www.yuiyuidori.net/jcpskd-harada/html/menu2/2008/20080212123350.html

そして私から区教育委員会へ

 なんでも明日には壊されてしまうとのこと!
 これは大変だと区教委に連絡すると取り壊しについては区教委も知らなかったとのことで、さっそく文化財保護の係の方々が現地に出向き調査。もうさすがに建物の保存は間に合いませんでしたが貴重な資料として建物の一部や家具を保存することとなったのでした。それが今回、今年度の区指定有形文化財に指定されたのですからね。感慨深いです…
 しかし、おりしも「トトロの家」の保存が決まったばかり…どちらがというわけではありませんが、ようは宮崎駿さんが本の中でステキな家と紹介したという建物と226の舞台となった建物と…結果として建物保存の基準について首を傾げてしまう形となってしまいましたかね。
 いや、どちらも残せればよかったなと私は言いたい訳です…。

監督の映画は極めて興味深いです

 ところで、私に情報提供してくれた監督は樋渡麻実子さんといいまして、高円寺会館の改築問題(現在「座・高円寺」)の区民説明会で出会いました。
 当時の高円寺会館で上映会をやるというので早速観に行ってみたのですが、私がそのとき観た作品は「男のサービスエリア」。
 端的に言いまして…その作品を見たとき、私は強い衝撃を受けました…衝撃といっても過激シーンがあるわけではないのです。その作風に強いショックを受けました…
 いま上映会などしてくれるのでしょうか。映画好きの方にはぜひとも観てもらいたい作品なのですが…。
 さてそこで知り合いとなり、いつもの「海晴亭」で飲んだりしていたわけですが、そこで渡邉錠太郎の話も教えてもらったわけです。ですから、やっぱり人間の交流というものが大事なんだなと思いましたよね…ん?なんの話だ。
(10.2.22)
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