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10.2議会中継!⑱

山田区長、虚偽演説か!? 
「つくる会」教科書反対運動は民団がやっていた??

 議会中継④で報告した山田区長の暴言問題を私が予特で質問、区長を追い込んできました。
 問題の発言は「頑張れ日本!全国行動委員会結成大会」での区長の演説。この集会は会場に「日本解体阻止!」「外国人参政権絶対阻止!」などの垂れ幕が飾られるなど、主に外国人への参政権付与にたいし反対する集会だったようです。

外国人参政権阻止の暴力的市民活動

 最近の外国人地方参政権の反対運動は、極めて暴力的で非社会的な行動が目立ちます。私は質問の冒頭、そのことを指摘しました。
「うじ虫、ゴキブリ、在留孤児は出て行け」「貧乏たらしのシナ人は出て行け」「日本を操る凶悪シナ人は出て行け」  聞くに堪えないこの暴言は外国人参政権に反対する「市民団体」のアジテーションです。しかも彼らは自らこうした行動をインターネット上で公開し、日本を救うといってはばかりません。抗議をする人を袋叩きにするシーンまで映像として流しています。

かつての異常な日本の姿そのもの

 私はこれをインターネットでみたとき、94年にアフリカのルワンダで起こった虐殺事件を思い出しました。多数派フツ族は、少数派ツチ族をまさにゴキブリと呼び、ラジオなど使って対立感情を扇動。100万人に及ぶ大量虐殺がおきました。
 かつての日本でも関東大震災における朝鮮人虐殺事件がありました。大震災のパニックに乗じて朝鮮人が井戸に毒を投げる、暴徒化するとデマが流され虐殺が起きたのです。ルワンダやかつての日本のようなことは起こらないとしても決して、こうした排外的、民族浄化的な(民族の純血化を装うため、特定の民族を抹殺しようとする)発言は許すべきでありません。

在特会のような行動には賛同しないと山田区長

 私はまず区長にこうした行動に組してはならないと指摘。
 さきほどのアジテーションは在特会(在日特権を許さない市民の会)という「市民団体」の活動で、私は「排外的で非人道的な国際感覚は日本人の恥というべき行為であり、区長はこれにくみさないということで確認してよろしいですね。」と迫るとさしもの山田区長も「当然のことです」と答弁したのです。

リベラルと保守の二つの仮面

 山田区長は主に、レジ袋税導入や住基ネット不参加などリベラルの仮面をかぶっていますが、一方で過去の戦争を美化し、民族主義的発言を繰り返すなど保守主義者の仮面もよくかぶるわけです。
 山田区長がこうした外国人参政権反対運動の非人道的、排外的行動を批判したのは、区長としては当然です。こうした仮面のかぶり分けの矛盾を追及した点で大事な答弁を引き出せたと思います。
 さて、この次はいよいよ問題の「つくる会」教科書反対運動の“民団画策説”について、私の質疑を取り上げます。これは興味深いですよ。
(10.3.17)
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