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10.2議会中継!【21】

子宮頸がんワクチン助成決定!

が、自民党から疑問の声も…
 唯一予防できるガンといわれている子宮頸がんワクチンの助成を区が行います。
 ウイルスが原因のガンなので予防が可能なのだそうです。誰もが喜べる助成事業と思いますが、ここに疑問を呈した議員がいました。

なぜこのワクチンなのか

 自民議員倶楽部のベテラン議員なのですが、その指摘は的を射た指摘であったと私も興味を持ちました。
 それは杉並区医師会からの指摘を受けてのものでした。まず、なぜ子宮頸がんワクチンなのか?という点。流行性耳下腺炎(おたふく風邪)など、より予防が必要とされる病気への助成がしっかりなされていないなか、高価で有名なこのワクチンに助成を絞ったかという点です。
 一回で済まず、三回の接種が必要。お金は4〜5万円。しかし、このガンはそもそもワクチンを打たなくても早期診断でガン前に治療できるのだそうです。たしかに根本的にウイルスを根絶するという意義はあるわけですがすでに打つ手はあるのです。

性病の一つでもあるという認識

 また、この病気の特性である性病としての認識問題も指摘されました。
 これは疑問というより、要望でしたかね。つまりはこの病気は性交渉による感染がほとんどで、11〜14歳の子どもたちに打つことになるわけですが、性教育とあわせて行うべきではないかという指摘です。たしかにただ打つって訳にはいかなそうですね。

パフォーマンス面が強いことへの疑問

 議員の指摘によると、医師会としては予防接種にかかわる医療従事者たちに講習とかもしないといけないわけで、ただ助成を決めましたというだけではすまないという思いがあるようです。子どもたちだって三回も打たれるのですからね。
 先進国では国レベルでの予防接種を行っており、一自治体だけでこれほど急ぐ必要があったのかという疑問はたしかに理解できます。政治的パフォーマンスの面が強ければ、たとえいい施策でもいささか無責任な感をもたれて当然です。

「命にかかわる問題」と区

 なぜ子宮頸がんワクチンにこだわるのかという指摘にたいし区は、「命にかかわる問題ですので」と答弁しました。
 そのとき私は思いました。
 “だったらなぜ杉並区は、何年も前にがん検診を有料化したのか”と…
(10.3.25)
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