原田あきら：社民党みどりが会派分裂！＆区議会社民党が民主党に吸収合併…

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社民党みどりが会派分裂！

＆区議会社民党が民主党に吸収合併…

　いささか衝撃が走りました。
　「社民党みどり人々」という三人会派が分裂、そして社民の小野清人議員が民主に会派入りしました。

失笑にも似た衝撃

　衝撃と言いましたが、なんというか失笑にも似た衝撃ですね。いくら国で一緒だからといってこの杉並区でやらなくてもいいのではないかと…
　つくる会教科書問題や図書館民間委託問題、保育に介護など様々な問題を抱えるこの杉並区で、そのような悪政を支えてきた民主党になぜ社民党が入らなければならないのか。
　率直にいって無節操な行動に見えます。しかもあまり見た目にもよくない…それをやりきってしまった政治観（勘？）への衝撃を感じました。

前兆は区長予算への賛成

　前兆はありました。社民党の小野清人議員は先の議会の閉会日、同じ会派の「みどりの人々」なる奥山議員、すぐろ議員が反対する中、区長の一般会計予算に賛成しました。減税自治体構想まで含まれている予算にですよ。
　通常、予算に賛成した会派を与党と言うのですが、このことをHPで報道したとき、私はあえて「社民党が山田区長の与党に！」とは書きませんでした。政党中央の意向が地方議員に圧力をかけただけであり、「与党」というのは言い過ぎかと思ったからです。
　しかし、驚いたことに社民党、小野清人議員はまさに与党となってしまったのです…。もう減税自治体構想の批判も、つくる会教科書問題での議会活動も行わなくなるのでしょうね（まあ、民主の中にあってそれを貫いたらそれはそれで面白いと思いますが…）。
　いったいどこへいく社民党。そして民主党。受け入れる方も受け入れる方です。
　ちなみに、残された二人の議員があらたにつくった会派名は「みどりの未来」…多難な「未来」に感じますがそれを乗り越えてこそですかね。
（10.3.30）

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