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10.2議会中継!【23】

阿佐ヶ谷住宅、二つの訴訟で計画停止中

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 阿佐ヶ谷住宅北側の桜並木。アスファルトが白いのは桜の花び らの絨毯です。
 そろそろ一カ月たつ予算議会ですが、もうちょっと報告の必要性があるもので…
 第一種低層住居専用地域(10mの建物しか建てられない地域)に20mのマンションが建つという阿佐ヶ谷住宅建て替え計画問題。
 この問題を奥山たえこ議員が質問しました。とくに新しい状況が明らかになった質問ではありませんでしたが、「いま阿佐ヶ谷団地はどうなってるの?」という地域の声が高まっており、いい機会ですのでご報告します。

二つの訴訟

 現在、阿佐ヶ谷団地をめぐっては二つの訴訟が起こされています。
 一つは近隣住民が阿佐ヶ谷住宅建て替え計画を不当とし、それを認可した東京都を訴えたものです。
 もう一つはちょっと難しい。
 実はいま阿佐ヶ谷住宅地権者の中に計画反対の人がいます。その人が団地内に東西に付け替えられる区道の建設について、区道と阿佐ヶ谷住宅所有地の境界線確定を拒否しているため、計画がストップしています。もう一つの訴訟は団地住民がこの反対している地権者と区の双方を訴えて、裁判による境界線確定を求めたものです。

計画実行まで数年の歳月

 近隣住民の起こした訴訟の行方は興味深いです。近隣住民のほとんどが反対している第一種低層住居専用地域への20mマンション計画が適法かどうか…手続き自体は法を踏んでいるため、これまでだったら勝ち目はなかったかもしれません。しかし、まちづくりというものがディベロッパーの思惑だけでは動かなくなってきた昨今、真正面からそうした環境破壊を法に問う重要な訴訟となります。
 また、境界線確定には二年の歳月を要するのではと奥山議員が指摘していましたが、たしかにまだ数年は、計画実行まで時間がかかりそうな様相です。
 今後の二つの訴訟の行方が気になります。
(10.4.7)
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