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B型肝炎訴訟応援で霞が関へ

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 みなさんはB型肝炎訴訟をご存知でしょうか?
 C型肝炎や薬害エイズなどと同様に、感染の危険を国が知りながら対処せず、大量の患者を生み出したことを告発する薬害訴訟です。

完全な人災

 とくに予防接種などでわずかな予算や手間をはぶこうとした結果、注射針の使い回しなどが、なんと1988年まで続けられ、大量の感染を生みました。完全な政治災害だったのです。
 慢性化してもあまり自覚症状のないB型肝炎…ある日突然、肝硬変からガンへと死のサイクルに放り込まれます。

あいついで国への和解勧告が下る

 福岡地裁や札幌地裁で国に対して和解勧告が下っています。しかし、民主党政府は原告団との対話のテーブルにもつかず、面会を拒否しています。そのため原告団は霞が関の厚労省前で座り込みを行ったのです。
 あつまった原告団はみな肝硬変やガンなどを発症し、「余命」を背負った人たちです。もう二度と私たちのような被害者を出してほしくない!こういう道理の通らない政治を変えなきゃいけない…生活保障とともに社会正義を貫かんとする強い意志も感じました。

ぞくぞくと国会議員が応援に

 座り込みテントに民主党の国会議員が駆けつけました。二人のうちお一人は、あのC型肝炎訴訟原告団の福田衣里子さんでした。自分が座り込みをしたことを思い出し、くれぐれも体には気をつけてと原告団をいたわっていました。国会議員になって薬害に苦しむ人々の声を代弁するはずでしたが、なかなかうまくいかない民主党の中にあって、ここでのあいさつほど苦しい気持ちになる場所はなかったのではないでしょうか。民主党は彼女を当選させた責任を自覚せねばなりませんね。
 私はギターで連帯の歌をうたってくれと言われていたのですが、岡林のぶやすさんの『友よ』という歌をうたわせてもらいました。
「友よ、この闇の向こうには、友よ、輝く明日がある。友よ、君の涙、君の汗が、友よ、報われるその日が来る。夜明けは近い、夜明けは近い」  真剣に聞いていただいた原告団の顔を見ていて熱くならずにはいられませんでした。

言葉だけ取り繕う政治を変えなければ

 自民党の丸川珠代議員が挨拶で「私は、国会議員として恥ずかしくて仕方がありません。」と民主党が原告団の労苦に全く応えようとしない様を批判しました。
 しかし、丸川さんは御存じないのでしょうか。すでに2006(H18)年には最高裁で国の非を認める判決は下っており、その判決を受けても全員救済に応じなかったのは自公政権です。丸川氏はもう少し学んでから発言すべきですね。言葉だけ勇ましい政治はもうまっぴらです。

B型肝炎訴訟へのみなさんの関心を!

 薬害エイズやC型肝炎に比べてまだ社会的認知度の低い感のあるB型肝炎問題。しかし実際は、患者の数は150万人近いといわれるなど、はるかに大規模で重大な社会問題です。それだけにしがらみも多く、解決が困難なのでしょう。
 しかし、これを解決することは、逆に日本の福祉の在り方を根本から問うことにもつながる一つのチャンスでもあります。みなさんのB型肝炎訴訟への関心を高めていただくよう呼びかけます。
(10.4.30)
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