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「政治とカネ」といいますが…
鳩山さんにくわえて小沢さんも辞任するという事態になりました。
いよいよ普天間に代表される日本の安全保障の問題、そして政治とカネの問題が日本の政治の避けて通れない最大の課題となってきました。
その政治家の性質を問うているだけではない
「政治とカネ」の問題とよく言いますが、鳩山さんや小沢さんが過去にどれだけ清潔だったかどうかと単に問う問題ではないと思うのです。今の日本の政治では、残念ながらそれだけを問うていれば、それこそ首相が変わるたびに汚職事件が告発されて、また首相が変わる…という事態の永遠回帰です。
私は「政治とカネ」で問われるのはこの国の政治の主人公はいったい誰なのかという問題だと思うのです。
献金をくれる大企業が主人公の政治
今は政治家に多額の献金をくれる一部の大企業が政治の主人公になっています。しかし本来は、日々よく学び、働き、日本を支えてきた大多数の国民こそが政治の主人公にならなければなりません。政治家がカネに左右されずに、国民が主人公になれる政治をこそ、国民は求めているのです。
鳩山さんも小沢さんも自らのカネ問題にケジメをつけられなかったというだけでなく、いかにもカネに左右されそうな政治姿勢になんともいえない不信感が高まっていった気がするのです。
財界献金と政党助成金をなくすこと
カネに左右される政治をいま、この国に作り出しているのが財界献金です。欧米では立派なワイロとなるこのカネの受け渡しを、日本では「企業団体献金」として合法化しています。
あと問題になっているのが政党助成金ですね。国民有志の集まりであるはずの政党が勝手に法律をつくって税金から活動資金を得ているというとんでもない制度です。毎年数百億円の金が税金から政党にバラ撒かれています。
どちらも受け取っていないのは日本共産党だけ。なぜ日本共産党だけに汚職事件がないのかよくわかりますね。
参議院選挙でのこうした政党の躍進が期待されているとヒシヒシ感じます。
(10.6.3)
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