<<
戻る
北朝鮮砲爆事件について
北朝鮮が延坪島(よんぴょん)を砲爆しました。日本共産党はこれに対する批判声明を出しています。
朝鮮戦争休戦協定以来初となる居住地域への砲爆は、「挑発」とか「衝突」をこえた重大な軍事行動ではないでしょうか。厳しく非難するものです。
報復行動というが…
北朝鮮は韓国が先に軍事行動をとったかのように発言しているようです。おそらく米韓による軍事演習のことをいっているのだと思いますが、これはまったく道理のたたない話です。
たしかにこの間、韓国はアメリカと一緒になって、「軍事挑発」といわれてもしかたのないような軍事演習を、同海域で繰り返しています。
しかし、2000年の協定で北朝鮮自身が延坪島を韓国領と認めています。その海域での軍事演習をもって居住地域への砲爆の根拠とするのは、たとえどんなに軍事演習に問題性があったとしても、まったく道理のたつものではないと指摘します。
軍事行動に軍事行動を重ねるな
と同時に、日本共産党はこの事件が重大であるがゆえに関係各国にたいし、軍事行動に軍事行動を重ねるような危険な状況に陥らないよう、外交手段による解決の道をとるべきと訴えています。北朝鮮への強い批判とともにこうした声明を届けているところです。
米韓がこのような状況下で合同軍事演習を実行しているというのも、挑発に挑発を重ねる行為以外の何物でもなく、国際的な同情を韓国は失っているなあと感じるところですが…あらためてアメリカがアジアの国際関係に加わると、ろくなことがないなあとも思う次第です。
(10.11.30)
<<
戻る
杉並区成田東4-5-14
TEL 3391-0977
Copyright(c)2004,AKIRA HARADA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。