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和田中教員が生徒にわいせつ行為

 中央線のテレビモニターで見ました。驚くとともにまたか…という気もします。
 二年前には和泉中の教師が電車内で痴漢行為を働き、懲戒免職となりました。今回は学校内で補修指導中のわいせつ行為でした。今のところ、こうした事態を聞いたことはありません。

密室?

 教師は数学の補修中に、女子生徒の太ももを触るなどの行為を行いました。報道では放送室や印刷室など密室での行為とあります。学校の印刷室が密室か?という気もしますがどうでしょう…口止めもしていたとありますが、区教委によるとそうした細かい発表は都教委からされていないので記者の聞き込み調査から記事にしたものではないかとのこと。

停職6ヶ月

 事件発覚後は自宅謹慎していましたが、このほど東京都から処分が下り、6ヶ月の停職処分だそうです。免職処分かと思いきや、都独自の処分の基準で、電車での痴漢行為や生徒との性交渉などは免職ですが、体に触ったレベルの行為は停職処分なのだそうです。
 いたずらに処罰基準を上げるべきではないと考えますが、いささか処分が軽いと感じたのは私だけでしょうか。

実は昨年の議会で質疑あり

 実はこの事件、議会では知られていました。昨年、松尾ゆり議員が和田中でのこの事件について議会で取り上げていたのです。
 松尾議員は処分が下されずに自宅謹慎がずっと続いている状態について、よもや区教委肝いりの和田中だから処分がなかなか出ないのではないかとする地域の声を持ち寄っていました。
 区教委に聞いたところ、こうした処分は往々にして決定が遅くなることがあるとのことですので、和田中に限ったことではないのかなあという気もします。まあ、区教委の言葉を信じればですが。たしかに、痴漢のように免職と決まっていれば決定も早いでしょうが、免職でないときは本人の更生も考えた場合、どれだけの処分にするかは決め難いのは当然とも感じます。ただ、発覚から一年近くというのはちょっと時間かけすぎと感じますがね。

被害者への配慮、事件への今後の対応

 都教委や区教委をかばうわけではありませんが、発表時期が遅れたのには、女子生徒が特定されないよう配慮したという面もあるのかなとも感じます。こういうのは被害者探しになってはいけませんからね。だとすれば慎重な対応だったかとも思います。
 二度とこのような事件が起こらないように区教委も気合を入れてほしいところですが、そう思ってくれたとしたら、何よりもこうした事態が起きたときに全教職員がじっくりと語り合えるような時間的余裕を現場に与えてほしいものです。こういう事件を振り返って教訓にする時間もなく、毎日精神的に追いこまれていくような現場こそ、第二の事件を生み出しそうで怖いです。
(11.1.24)
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