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「外国人献金」で前原外相辞任!について

 外国人からの献金を受けたという問題の責任を取って辞めたとのことですが…
 外国人と聞くと日本人の多くは欧米人を思い浮かべてしまいますね。しかし、日本人にとって一番身近な「外国人」は中国人や在日朝鮮人、在日韓国人ではないでしょうか。

「外国人」

 杉並には3000人をこえる在日朝鮮・韓国人が住んでいます。4000人前後住んでいる中国人が一番多いわけですが、地域への根付き方としては在日朝鮮・韓国人の方が身近な存在と言えるかもしれません。
 その理由は言うまでもなく、日本が朝鮮半島を植民地化していたからであり、全てが強制連行の被害者とは言いませんが日本の侵略戦争が起因していることは間違いありません。
 ちなみにアジアカップの決勝戦で決勝ゴールを決めた李忠成選手は阿佐ヶ谷にある朝鮮第九小学校の出身。北朝鮮系の方が多いと言われる朝鮮学校ですが、李選手は当時韓国籍。韓国籍の子でも朝鮮学校に通っているのですね。
 差別意識も残っていますから、少なからずの“在日”が日本名を名乗ってきました。こうなると顔や言葉ではまったく見分けがつきません。

前原氏に献金した「外国人」とは

 さて、前原氏に献金をした「外国人」とは在日韓国人の女性でした。72歳になるこの女性は、前原氏が中学校2年生の頃からお世話になってきた地域の焼き肉屋の店主…献金した額は5年間で計20万円ほどと、いわゆる「カンパ」みたいなものでした。
 前原氏はなんといっても外相ですから当然脇をしめてしかるべきだったわけですが、そうはいってもこの献金を取り上げて「辞任だ辞任だ」と叫んでいた自民党などの野党は、自分たちに火の子は降りかからないのでしょうか。それでまた国会空転などという事態に陥るのではないかと危惧するのは私だけではないはずです。

暴力団員からの献金はどうなった!?

 「外国人献金」問題の陰に隠れているのが(隠されている?)、巨額脱税事件を起こした暴力団関係者からの献金問題です。暴力団とは知らなかったとしていますが、献金を受けながら政治資金収支報告書に虚偽の記載をしていたと言いますから、根は深く怪しい…
 こちらは完全に国会の場で明らかにしなければならない大問題です。

献金先にみんなの党の渡辺喜美代表

 この暴力団関係者、実は野田財務省にも関係があり、大きな広がりを見せています。さらにはパーティー券購入という形で献金をした相手に、あのみんなの党の渡辺喜美代表も含まれていました。渡辺代表はそそくさと90万円の返還手続きをしたそうですが、“金を返せば済む話じゃないぞ!”と前原氏を追及していたのは誰だったのか…自分だけは金をかえして済まそうと言う人にこの政治は絶対に変えられないでしょうね。

事実上のワイロが容認される社会

 とにもかくにもこういう政治腐敗、あるいは政治とカネにまつわる認識の甘さの根本は企業団体献金にあります。企業から政治家へのワイロを「企業団体献金」ともっともらしい名前をつけただけで事実上容認する制度。どこかの一党独裁政権や軍事政権を笑っていられないような政治腐敗事件が次々と出てきます。
 もとより企業団体献金自体の廃止を訴え、個人献金や党費、赤旗の事業費だけで活動を続ける日本共産党のような政治が必要となっていますね。
(11.3.8)
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