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石原都知事が大震災を「天罰」と発言

 もうみなさん知っていると思いますが、あらためてどんな発言だったのか…驚きますよ。
 さすがに笑えない発言に都庁も対応ができなくなるほど抗議殺到…この大変なときに、電話対応に職員を増やして対応しているとの事です。家族と連絡が取れないという人などの怒りがおさまる訳もなく、抗議する人は止められないでしょうから、発言に対する石原知事の謝罪は当然ですが、都職員の職務を妨害した行為もあまり軽視できません。

どんな発言だったか

 最初にこの発言が飛び出したのは、蓮舫大臣から東京都の節電対策を求められたときでした。おそらくそのときは民主党に対しての嫌みぐらいのつもりだったのでしょうが、さらにその後の記者会見で「天罰」発言や地震にたいする都の姿勢を問われた際「日本人のアイデンティティは我欲だよ。この津波をうまく利用して我欲を洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だ。」と応えたものです。
 その後の記者会見でも撤回しないのかと指摘されると、減税日本が名古屋の選挙で勝利した事をあげて、「減税」という言葉やパフォーマンスに右往左往する国民への天罰と繰り返しました。

すべて自分に言い聞かせてください

 よほど「減税日本」の躍進に腹が立ったのだと思われますが、それで我を忘れて大地震で苦しんでいる人も含めて国民への「天罰」と言い放つあたり、まともじゃありません。ましてやあの津波の大惨事をして「津波を利用して我欲を洗い流せ」とは…。
 すべて石原都知事に胸に手を当てて考えてもらいたい言葉です。都民の税金で豪華海外出張に出かけ、オリンピックには誘致活動だけで150億円も使ったりと大盤振る舞い贅沢三昧。パフォーマンスに偏った政治をやってきたのは一体誰なのか?鏡を見てから人の政治を批判してもらいたいものです。

都の震災対策は大丈夫か

 オリンピックにうつつを抜かし、結局、臨海開発にのめり込んできた石原都知事。震災対策はそっちのけでした。こういう人では都知事としては失格です。
 例えば今回ヘリコプターの重要性が高まっていますが、東京都が保有している消防に関わるヘリコプターはたったの6機。これを大幅に増やし、普段の緊急救援活動だけでなく震災における機動力を高める事も重要です。何よりも一般家屋の耐震補強は最も重要な公共事業です。
 まさに我欲を捨てて、現在の被災者支援に力を入れ、そして今後の東京の震災対策に心血を注がねばなりません。謝罪はしましたが「津波を利用」した自分のパフォーマンスに酔っているような人には任せられない仕事です。
(11.3.17)
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