原田あきら：統一地方選挙前半戦沢田しんご、落選も４万票獲得！！

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統一地方選挙前半戦

沢田しんご、落選も４万票獲得！！

　県議選でも定数２の選挙区で日本共産党が議席獲得した県が５つもあるなど何かが動き始めました。
　二人しか当選しない選挙で、自民、公明、民主、みんなといるなかで日本共産党が勝つというのですから大変なことなわけです。さっそく結果を報告したいと思います。　

都知事選について

　もちろん、東京都で石原氏が４選を果たしたことは、彼の福祉、防災切り捨ての政治を批判してきた私としては悔しいです。が、しかし石原氏とて、これまで対抗馬の得票数を全て足しても遠く及ばなかったような大量得票と違います。石原氏の獲得した票は前回から２０万票減っただけですが、石原都知事（２６１万票）を変えたいと願った票は、東国原氏（１６９万票）、ワタミの前会長（１０１万票）、小池あきら（６２万票）と前回の“反石原票”２５０万票ほどを大きく上回っています。
　大災害とかが起きるとナショナリズムが強められ、保守の現職が優位に立ったりする傾向がありますが、そういうなかで“反石原票”が増えるのは重要です。
　しかもこの杉並では、小池あきらは３万票を獲得！去年の参議院選挙で２万票だったところから考えると１万票増。これは今後の選挙にもつながるものであり、みなさんのご支援に感謝します。

都議補選！

　そして、圧巻だったのは都議補選！
　なんと小池あきら氏の票を上回る４万票です！！自民党、民主党、日本共産党の三つ巴でしたが、自民が１２万、民主が７万、共産が４万と差こそ付けられてはいますが、日本共産党の得票数が自民の３分の１、民主の半分以上に迫っているというのは、この間の選挙をみる限り極めて大きな得票です。まあ、区長選のような一騎打ちの闘いで革新系がとるような票と同じくらいですね。

共産党は原発問題で堂々と訴え

　“８時と同時に石原当選確実”という結果だけを見ると何も変わらないと思ってしまうかもしれませんが、しっかりみれば確実に変化をきたしています。
　昨日、高円寺で行われた原発反対デモは数万の単位に膨れ上がっていました。しかも確実に、若い人たちでつくられたデモでした。サウンドカーでMCをしたランキンタクシーさん（日本のレゲエ界を引っ張ってきたと言って過言ではないミュージシャン）は「石原を見抜けないやつは奴隷だ！」と表現は非常に強烈でしたが、そこに一般の市民も一緒になって歩いているわけです。なんたってほとんどがツイッターの呼びかけできた人たちですから…。
　杉並では党の候補者や私たち区議会議員も原子力というわりと今政治的にタブーとなっている問題を堂々と語り抜きました。しかめっ面をする人も多かったのですが、聞いてみようと耳を傾ける人の多いこと多いこと。

激変はこれから

　前回のように日本共産党以外の“反石原勢力”が押し上げた浅野史郎のような候補者がいなかった今回の選挙。革新系を名乗る高齢者のなかには、共産党が全面に押す候補者なんて投票できない…と狭い視野にとらわれて白紙投票した方も多かったようですが情けない。そんなことを言っているようなつまらない世の中じゃありません。
　昨日のデモをみても思いますが、激変はこれからですよ。後半戦となる杉並区議会議員選挙という機会も得て私の主張を存分に訴えぬき、この激変の推進力の一つにでもなれればと思います。
（11.4.11）

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