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復興増税にモノ申す!

 25兆円という数字も出ている復興経費。その財源をどこから捻出するのか…大きな問題です。
 そこで早くも「復興増税」なんて話が出てきているわけですが、これはおかしな話だと思うのです。

努力の国民

 この20年ほどを振り返ると、すでに国民は相次ぐ増税負担増にあえいできました。さらに保育や介護の痛みも襲っている状態です。
 それでもいま多くの国民が、被災者を見捨てない!とばかりに募金やボランティアなどに力を入れているのです。
 この努力の国民に、復興に名を借りて増税しようなど本当におかしな話だと私は思うのです。

努力の足りない人達

 だってそうじゃありませんか?
 こうした国民の努力に比べて、明らかに努力の足りていない人達がいます。例えば政治家たち。国会議員は給料(報酬)を受け取っていますが、その額を超える320億円というお金を政党助成金として税金からふんだくっています。そもそも任意団体たる政党(つまり自分たちで勝手につくった団体)が税金から活動費をせしめようなんてとんでもないと、日本共産党はハナから1円も受け取っていません。
 まずは受け取っている自・公・民・社民・みんなの党などはこうした金を返上して大震災に充てるべきです。

大企業の1億円の寄付

 あと努力の足りていない人達と言えば大企業ですね。いろいろな大企業が億単位の寄付を行っていますから、頑張っているじゃないか!と油断してはなりません。
 この20年ほどの間、庶民が増税される一方で大企業や超高額所得者は大減税を浴び続けてきました。その額は年間5兆円〜7兆円とも言われています。億単位の寄付くらいで見過ごしてはならない規模なのです。

復興に内部留保の活用を!

 二十五兆円といわれる復興経費も10年間のスパンで考えれば、年間経費は2〜3兆円ほど。大企業や超高額所得者が少しは大減税を我慢すればなんとかなってしまうのです。
 はたまた内部留保の活用も重要。大企業の経営はカツカツと言うなら仕方ありませんが、大企業は昨年だけでも内部留保を10兆円以上積み増しました。減税した分は丸々、使う宛てもなく貯め込まれているのが実態なのです!
 たとえば政府の発行する復興支援債を20兆円規模で購入しますよ!とか言えないものでしょうかね。まったく…

復興の名に値しない

 こうした大企業の努力や政党政治家の努力もなしに、復興に名を借りて庶民にだけは増税を声高に叫ぶ…ここには、自分の懐は痛めず庶民の懐には手を突っ込む!というような今までどおりの醜い政治が色濃く表れています。
 とくに消費税の増税は被災者も増税されるわけで、本末転倒…復興の名に値しません。

国民にはマンパワーの活用をこそ!

 国民には増税などではなく、これまで通り、ボランティア活動などマンパワーを活かした支援が求められると思うのです。大企業も政治も努力して復興経費はそこで賄い、国民にはマンパワーを活かしてもらう。こうしてこそ真の国民一丸となった復興支援と呼べるのではないでしょうか。
(11.5.16)
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