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原田あきら
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新議会の会派構成!

 そういえば、区政報告として重要な会派構成の報告をしていませんでした。
 今回は6名の現職区議会議員が落選するという厳しい選挙でしたが、それをうけて区議会の会派構成もなかなか大きく変化しました。

「新しい杉並」は早くも解散…

 前議会において、自民の半数、民主、区政杉並クラブ、社民がいっしょくたになった「新しい杉並」という会派は今回早くも解散。「杉並自民区政クラブ」11人、「民主党・社民クラブ」7名、そして「創新」の一人へと分裂していきました。
 区政杉並クラブは山田前区長の旗持ち的な会派でしたが、一人は突如としてみんなの党になって違う自治体へいってしまい(ポスターはりっぱなしのまま…)、一人は落選(ただこの人が一番もの言う人でした)。そして残った久我山の岩田いくま議員は自民党と一緒になって会派をつくった形です。
 私と同期の松浦芳子区議は、山田前区長の施策を次々とくつがえす田中区長にべったりの自民党に嫌気をさしてか、創新党の旗を立てて飛び出しました(ある意味一番筋が通っているのかもしれません…)。

社民党が民主党といっしょ

 と言われても、国会ではそうなっていましたからあまり違和感はないと思うのですが、杉並区議会ではありえない話なのです。なんといっても民主党は山田区長の下、つくる会教科書や師範館などに賛成してきた会派です。ここと社民が一緒になることはとんでもない事態なわけです。それをやってのけたのは社民の前議員、小野清人氏だったわけですが、まあわりとこの人は我が道を行く人でしたから、“ああ、小野さんね”って感じだったわけですが、今回の市来とも子区議は社民党の中央から送られてきた人ではないですかね。それでいて、杉並の民主といっしょになるとは…なんたって東電の労組推薦議員までいる杉並の民主…大胆というかなんというか。

「生活者ネット」と「みどりの未来」も!

 あとわりと驚いたのが「生活者ネットワーク」3人と「みどりの未来」2人が「生活者ネット・みどりの未来」5人という女性だけの会派を結成。これはなかなかパンチがありますね。しかしながら、この会派もわりと強烈な時限爆弾を抱えています。生活者ネットワークは区長の予算案に反対したことがなかったのではないでしょうか。一方、みどりの未来の二人は問題の多い杉並区政の予算案には賛成したことがありません。来年までの様々な議案においても会派内の賛否不統一が起こることが考えられます。
 しかしながら個人個人をみると、力を合わせられる部分もあると思うので今後の動向が注目されます。

「都政を革新する会」(中核派)はゼロへ

 そして、このウン十年間の区議会の歴史で意外と大事な結果が、中核派が議会からいなくなったことです。とにもかくにも共産党だけは勢力を伸ばさせるな!という反共産集団がこれまで区議会で議席を持ってきましたが、今回北島邦彦議員が落選しゼロに。かわりにその中核派たる都政を革新する会から以前飛び出した新城せつ子氏が再選し、けしば議員が6期目の当選。この二人で「無所属区民派」を結成しました。二人の今後の動向が注目されます。

みんなの党や民主の結果について

 そして地震以後、急速に存在感を失ってしまったみんなの党は一万票に達せず、5人ほど立てた候補者は横田政直議員の1人しか受かりませんでした。テレビや新聞、週刊誌で取り上げられない限り、異常な得票増は発生しない…つまりは、みんなの党がいかに現実の生活や政治に根を張っていないかが明らかになったと私は分析しています。これは民主党も一緒でしょうね。評判が悪くなるや否や、急激に勢力が下降します。この点では自民党という政党は、昔から地域に根を張っていますからしぶといですね。
 とりあえず新しい会派構成についての報告と簡単な分析・感想を述べてみました。
(11.5.18)
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