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原田あきら
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基本構想審議会に出席しました…
いっちゃっていいですか?

 今進行中の、極めて重要な審議会に対して…こんなこといっていいのでしょうか…
 私はその昔、小学校の卒業式の別れの言葉について担任の先生に「大人たちがつくったものであって、もっとボク達につくらせた方がいいんじゃないですか」っていって、先生から「お前は口ばっかりだな」って怒られたことがあります(政治家的にはわりと致命的エピソード…)。
 また、同じようなお叱りを職員のみなさんから受けるのではないかと怯えながらです。が、言います。

ほとんど区がつくったものに、審議会委員の発言が引用される程度の物になってはいませんか?

 まあ正直、区民の声を入れようとしたらなかには突拍子もない意見もあるかもしれません。しかし、それはそれで受け止めて、じっくりと議論を重ねる中でいろんな人の意見が混ざって、誰もが納得できる方針に仕上がって行くものです.

当たり障りのない文言

 しかしながら基本構想審議会を三つに分けた各部会のまとめ文は「誰もが納得できる方針」というよりも「特に誰からも異論の出ないような文章」が並びました。複数の委員から“部会での我々の議論がこうしてまとまるのかと関心した”みたいな発言がありましたが、裏を返せば、“こんなまとめになるようなきれいな議論だったか疑問だ”という発言にも聞こえました。またさらに複数の委員から“いいことは書いているがどう実現するのかが課題”と指摘されていました。私は基本構想ですからある程度の理想は語るべきと思いますが、たしかに現状にたいする問題意識の記述もなしに、とにかくかくにも素晴らしい杉並を!と描かれても、少し興ざめする感は否めないと思います。

議論してもいない方針

 そうかと思えば、話されてもいないような方針が並んでいる箇所も少なからず指摘できそうです…第三部会のまとめ文には「小中一貫教育を柱に」という文言が入っていましたが、同部会の委員が“この文言は削除しようという話になったのになぜ?”と指摘があり、急遽「誤植」として訂正されるなどのワンシーンがありました。しかしながら、同部会のまとめ文にはいたるところに「学びの連続性」とか「切れ目のない教育」などの言葉が躍り、明らかに小中一貫教育を意識した文章となています。小中一貫教育については部会では議論されていないのにですよ。
 さらには区民の中に賛否両論ある、というか反対論ばかりの「子供園」を意識した「幼保一体化を含む保育施策」を整備するとまで書いてある。これ本当に部会の中でしっかりとした議論が行われたのですか?

荻窪駅前開発とか外環整備とか

 もう、田中区長の答弁や区の方針にこの間出てきたような言葉が随所にあらわれるんです。外環(外郭環状道路という1mつくるのに1億円かかる高速道路)を使った防災機能だとか、荻窪駅前に複合施設の高層ビルを建てるとか…
 一応、学識経験者のみなさんがつくったことになっていますが、ほとんど役人がつくったのでは?と思しき文言の数々…
 ああ、ここまでいったら「お前は口ばっかりだ!だったら自分で作ってみろ!」って言われるのかしら…いや、逆につくらしてほしいものですね(一応、審議会委員ですが…)。
(11.7.26)
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