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新首相が誕生したのに…

ボヤキから展望へ

 「そういえば…」といった感じでテレビに目を向けると野田氏に決まっていました。
 日本の首相が決まるというのにこの関心の薄さに我ながら自民党以来の首相交代劇に慣れ過ぎと感じます。まあ、政治家の私がこの状態ですから、多くの国民はどういう状態になっているのか…

松下政経塾からとうとう出しちゃった…

 山田宏前区長の政治被害を知る私からすると、とうとう松下政経塾から首相が出ちゃったか…という感想です。
 都や近隣自治体からは笑われていた減税自治体構想を強権政治でごり押ししたり、様々な福祉施策を切り刻んでは「行政を改革した」と胸を張る…福祉を削ってお金を余らせたなんて自慢にしていたら、そんな政治は子どもでもできるわけです。さらには教育を「人づくり」といっておかしな歴史観を植え付けようとするなどゆがんだ社会観や支配者意識も大変なものでした。
 財界直結の支配者根性にまみれた政治家集団が、期せずして政治のトップに立ってしまったわけです。

復興増税、原発推進、大連立
 って、最悪の政治でしょ…

 「海江田さんよりましだね」って町でいわれましたが、いったい何を見て「まし」だと思うのか聞いてみると、とくにわからないのだそうです。大連立しようとしている人ですよっていったら、「そんなやつだったの!?だってそんなことよくわからないもん」となる…
 与野党の協調を訴えていますが、貧乏人に増税して金持ちに減税するという話の協調ですし、原発も推進だし、米軍基地問題についても平和の視点なんて皆無だし…自民党政治を変えられるこれっぽっちの可能性もこの政治家にはありません。

自民党と民主党が指摘する日本衰退の原因

 自民党は国民の精神が貧しくなったから政治や経済がおかしくなったといい、民主党は官僚に政治が支配されたからおかしくなったといい、それぞれその方針に基づいて政治改革とやらを行ってきました。しかし、まったく国民の暮らしも経済もよくならなかった…両者の問題意識が現実とずれていたという総括が必要です。

日本共産党が指摘する日本衰退の原因

 これにたいし日本共産党は、大企業こそが政治家も官僚も操ってきた張本人であると指摘します。日本共産党は大企業の存在自体を認めないわけではありません。大企業は国民の活発な消費や中小企業の活躍の先に存在できるはずです。それがいまでは、まるで自分達がいるから国民は食っていけるかのように振舞って、カネにものを言わせて政治や官僚を操っていることに問題があると指摘しているのです。
 また戦後60年以上にわたって日本を食い物にしてきたアメリカへの従属体制も問題と指摘します。アメリカは日本防衛という名の下に日本国民を食い物にし、日本の大企業もそのおこぼれにあずかってきました。

日本の根本問題にメスを入れる勢力の台頭

 アメリカによる支配のおこぼれにあずかり、大企業から多額の献金を受け取ってきた自民党や民主党の政治勢力には、ハナから日本の政治悪を質す力はありませんでした。いよいよ日本共産党のような両者にしがらみなく、アメリカとは対等の友好条約を結びなおし、大企業には国民を踏み台にするのでなく、国民全体の暮らしこそ豊かにするような企業活動を求められる、そんな政治勢力が必要なのです。
(11.8.30)
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