原田あきら：「共産党VS素人の乱」③

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「共産党VS素人の乱」③


左からロフトの店長、原田、笠井、謎のデモ申請人、松本、謎のロッカー。ビールを片手に進行。顔の赤いのが一人います…

　この間の9.11のデモのときもすごかったのですが…

素人の乱に対する警察のデモ妨害はすごい

　素人の乱のデモは大量の警察の動員によって200人くらいの小さなかたまりに列を分断されます。ときにはサウンドカーとその後ろの人の列が離されたりします。
　この日のイベントで、私は思わず「我が党のデモも警察に妨害されるくらいのエネルギーをもちたいものですよね」と発言(大丈夫だったのか…)。いろんな笑いがここそこで起きていました。
　客席からは、素人の乱のデモを支持する女性から「暴動だけは絶対ダメ。そこを気をつけてやらないと」というので私が「素人の乱は暴動みたいなもんでしょ」とツッコムと場内爆笑。すると松本哉は「ある意味では暴動も大事ですよ。放火したり、盗んだりする無秩序は意味ないですけど。」とじゃっかん過激な発言…ただ、こんな松本哉ですが、実はデモでしっかりと「暴力的な行動はやっても意味がない」とマイクで訴えていたりします。一瞬過激に見えて、実はかなり統率されたデモですし、そういう主催者の姿勢が笠井あきら衆院議員との共感を生み出していきました。

毎回数十人の実行委員

　イベントには素人の乱のデモ申請のスペシャリストという謎の人物も登壇。警察のあの手この手のデモ妨害に屈せず、デモ申請を遂行する力に会場は沸きました。素人の欄には、ほかにも絵を描く人や映像をつくる人、音楽を担当する人など毎回数十名もの実行委員会が開かれ、デモがつくられるのだそうです。
　それはもう、一つの政党顔負けの組織力といって過言でないでしょう。いろいろと参考になります。

９.１１→９.１９

　意外に冷静かつ誠実な松本哉の発言に会場からは何度か拍手も。笠井さんがそうした発言を受けて歩み寄るくらいの内容に、来場者は驚きとともに何かが動きそうな感覚を覚えました。
　しかし、そこで綺麗にまとめるような私ではありません。最後のツッコミを入れてやりました。
「そうはいっても9.11と9.19でデモが二つあったら、国民から見れば分裂してるって思いませんかね」と…。
　すると松本哉は「そうかなあ」といい、「原発で物事動かそうとしたら大変なことで、それこそ毎週何万人も集まんないとダメでしょ。9.11にも9.19にもいろんな人たちが集まればいいんじゃないか」って。
　すると湧き上がるように拍手が起きました。そこに笠井あきら衆議院が一緒にやりましょう！というとまた大きな拍手が起きました。
　その言葉通り、笠井さんは9.11の新宿デモにスピーチで参加しました。参加者も一万人に達しました。さあ、9.19ではいったいどんな変化がこの社会に訪れるのか、もう楽しみでいられません。老いも若きも右も左もみんなで原発を止めるために一歩を踏み出しましょう！
（11.9.13）

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