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橋下徹「教育基本条例案」
浅田次郎、杉良太郎、竹下景子、山田洋次らが反対アピール!
これって、赤旗以外でもちゃんと報道されているのでしょうか。
著名な学者、文化人10氏が呼びかけたアピールには早くも60人が賛同し、橋下徹前大阪府知事率いる大阪維新会が議会に提出している教育基本条例案に真っ向反対しています。
呼びかけ人、賛同人の顔ぶれがすごい
尾木ママで有名な教育評論家の尾木直樹氏が名を連ねているのは「よっしゃ!」という感じですが、さらに俳優とか映画監督とか、政治的、イデオロギー的な問題には関わりづらそうな人達が名を連ねていることには驚きです。特に竹下景子さんなんて呼びかけ人10氏の一人ですからね。
日本の戦時中みたいな条例
知事が設定する目標に従わない教育委員や教師を罷免、処罰することができてしまうおっそろしい条例です。「戦前のような教育現場は絶対にいやです」とメッセージを寄せたのは漫画家の石坂啓さん。あの手塚治虫氏に天才といわしめた漫画家で私も大好きです(とくに「マンチャラ小日向くん」というとんでもない作品が…)。最近はよくテレビにコメンテーターとして出ていますよね。彼女はよく戦争問題も漫画に取り上げています。そういえば、カンボジアの大虐殺事件を引き起こしたポルポトが真っ先に殺したのは教師など知識層でした。今回の条例案はただ逮捕したり殺さないだけで、ポルポトのやったことといったい何が違うといえるでしょうか。
教師と保護者を対立させる
今でも国家的におこなわれていることかもしれませんが、保護者にはモンスターペアレンツというレッテル、教師には無能教師あるいは変態教師というレッテルをつけて、お互いに争わされているのが実態です。その結果、一番教育に対して問題を引き起こしている、異常な選別教育(できる子とできない子の仕分け教育)とデタラメな予算削減にたいする批判の矛先がかわされてしまっています。
アピールでは教員への処罰事項などをして「教員と保護者と地域の人達を敵対させ、自分たち(維新の会)への共感に向かわせるというもの」と指摘。まるで「言うことを聞かないおかしな教師たちは私たち維新の会がたたき直します」といわんばかりの条例に、権力者の思惑を見抜いた指摘です。
小森陽一氏がいうように全国民の問題として何が今起きているのかを知っていかねばなりません。
最後に遠山の金さんから一言
最後に杉良太郎さんから簡潔かつ明瞭なメッセージをば…
「維新の会、条例案、断固反対いたします」
(11.11.20)
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