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11.11議会中継〈2〉

重要!杉並区基本構想審議会答申案

 田中良新区長による新基本構想について審議会の答申案が出てきました。
 今後10年の区の大方針を定めるもので、今後つくられる総合計画も含め、すべての方針あるいは計画がこの基本構想の下につくられます。とまあ、区民生活にとって重大な影響を与える代物なのであります。

基本構想とは?

 基本構想とは、目指す将来像と目標を定め、実現するための基本的理念を示すものです。区は区民福祉向上にたいする責務を区民に明らかにしなければなりません。これはつまり、区民にこうしろ、ああしろというものではなく、“区はこうすることを誓います”という内容のものでなければならないということです。
 そのためにもまず区民生活の実態把握から始まらねばなりません。区民がどのような問題で悩んでいるのか、施策を要求しているのかをつかむ…そしてどんな施策が必要かを考える。基本構想をつくりにはこの作業行程が必要です。

審議会答申案?

 この基本構想をつくるために区は、基本構想審議会委員として公募区民、区内諸団体代表者、学識経験者、区議会議員などからなる37名の審議会委員を選任。昨年の12月から議論を続けてきました。
 第一から第三分科会、そして調整部会という4つの分科会組織がつくられ、それぞれのテーマで分散討論・審議を行ってきました。それらをまとめた分科会ごとの文章、さらには審議会答申案たたき台、同答申案が出て、11月11日〜12月10日でパブリックコメント(区民意見募集)に至っています(今やってるんですよ、今!)。
 今後はみなさんの声を基に答申案が更新され、基本構想として来年の2月には議会に上程されます。

行政の思惑を区民に押し付ける基本構想答申案

 しかしながら、今回の答申案には介護地獄や保育園難民など区民生活の深刻な実態が見えてきません。単に厳しい財政難を声高に叫んで緊縮財政と区民施設の統廃合を迫るのみです。
 日本共産党はこうした審議会にたいして意見を言い続けてきましたが、太い部分では主張が盛り込まれず、結果として区長の思惑が強く表れた内容となっています。「良好な住宅都市」を標榜しつつ、打ち出されるのは荻窪駅前開発や都市計画道路の整備など。区民にとって良好な住宅都市とは何かという議論が深められていません。
 区議団は今後、学習会やニュースによる周知に努めるとともに、11/11日〜12/10まで行われる区民意見募集に多くの方が意見を上げることを呼びかけて参ります。
(11.11.25)
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