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11.11議会中継〈6〉

重要!!年度内に学校希望制見直し方針!?

 一昨日の文教委員会で区教委からとても重要な答弁がありました。
 それは…
 学校希望制の見直し。
 年度内、つまり三月の末までに方針を発表するというのです。
 これはとんでもないことですよ。

山田前区政のなかでも際立った被害

 10年間にわたって続けられた学校希望制。私たち日本共産党区議団や何人かの議員がこの問題を追及してきました。山田が怖くて厳しくは言えなかったけど、ずっと問題意識をもっていた議員もたくさんいました。
 学校希望制は選ばれない学校を強引につくりだし、小さくなったところで潰すという学校統廃合を進める役割とともに、学校間の競争を行わせて差別選別教育を進める役割の二つの機能があります。
 基礎学力の向上とはまったく関係のない学校間競争に時間も体力も奪われ、ただでさえ忙しいのに教師はヘトヘト。研究授業や学校公開の乱発は、日常の授業づくりをおろそかにさせます。教育に競争はいらないとは言いませんが、無益な競争は学力の向上どころか低下を引き起こすのです。

見直しを求める陳情の審議

 このほど松ノ木と荻窪の住民が代表となって百数十名が署名した陳情が議会に提出されました。タイトルはズバリ「学校希望制の見直しを求める陳情」!議会に提出されたとき、私は「これは面白いな」と思いました。
 なぜならこの間、学校希望制にたいする私の質問に田中区長は、制度にたいして否定的な答弁を行っていたからです。また、代表者の地域が重要でした。松ノ木といえば、町会長からして学校希望制を批判。和田中の藤原校長についても人気取りをしても教育にはならないと厳しく糾弾していました。さらに荻窪の代表者はかの有名な神明中のPTAだった男性で、学校希望制の問題性を体験してきた方なわけです。

突然、継続審議に…

 地域と子どものつながりが希薄化し、地震時、地域が子どもの把握をしづらい問題などをあげると、思わず教育長もうんうんとうなづいていました。
 山田前区長の時には考えられませんでしたが、各議員からも学校希望制の問題点が次々と指摘されていました。しかしながら、最後の最後…おもむろに自民党の委員が手をあげ「動議」。いろいろと難しい問題があるし、重要な課題だとのことで継続動議の賛否が問われ、私と民主党は反対しましたが自民、公明、創新党などの賛成で動議成立したのでした。
 3月末には区が方針を決定するというのに区議会の意思はいまのところお預け。二月の第一回定例議会をまたずに委員会を開催し、この陳情の採決を求めるものです。
(11.12.2)
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