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11.11議会中継〈8〉
TPP意見書、民主党の拒否、公明の沈黙でならず
先週の金曜日に閉会した第4回定例議会。もうちょっとだけ報告を続けます。
日本共産党杉並区議団は、いま国政を揺るがす大問題となっているTPP(Trans-Pacific Partnership)について意見書を出すべきと議会運営委員会理事会に提案しました。
初日から折衝
この案文は議会の初日には提案し、この間、“真っ向から反対の意見書には乗れない”という自民党などからの声を受け、私が譲歩文を作成して各会派を回っていました。ちなみにネットみどりは最初の案文から賛成してくれていました。
最大会派の杉並自民区政倶楽部では賛成反対がわかれていたようでしたが、慎重審議を尽くせという内容なら乗れると前向きでした。
民主党は幹事長小川議員が頑として拒否。しかし、内部にはTPPにたいする不満をもつ議員もいるようで、増田裕一議員なんかは反対って言ってましたね。
公明はTPPにはおおむね賛成らしいのですが、民主党政権の説明不足が問題とのことです。ただし、議運理事会における最後の提案においては一言もしゃべりませんでした。
「交渉参加への慎重審議」もダメ
最終的に区議団が提示した案文はかなり譲歩したものとなりました。
当初、“参加するな”と訴えた案文は“交渉参加に慎重審議を求める”内容となり、私もめった切りにしたい欲求を抑えました。
しかしながら、あの自民党でさえまんざらでもない様子だったものを、民主の拒否と公明の無言がさえぎってきました。
TPPに関して問題だと思っている方々はぜひともこうした実態を参考に、今後の選挙の選択として頂きたいと思います。
ま、でもTPPはこれから。駅頭宣伝も含めて頑張ります。
なお、案文はトップページの四角いのをクリックすると読むことができると思います。
(11.12.13)
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