日本共産党
杉並区議会議員
原田あきら
HOME
プロフィール
議員活動
すぎなみ探検隊
お知らせ
趣味のページ
リンク
議員活動
<< 戻る

区長への年頭申し入れ&そろいぶみ宣伝!

image
 年が明けてすぐ書いた新年のあいさつは誤字脱字、意味不明とすごい文章でしたね。
書き直したのでもしよかったら読み直してくれると幸いです。
 さて、本日は仕事始めの日。早速、党区議団毎年恒例の「年頭にあたっての申し入れ」を行ってきました。
(申し入れの全文は「すぎなみ探検隊」に掲載。)

保育や介護の施策拡充を!

 久々、区長が応対。30分近く懇談をしてまいりました。
 保育や介護の施策拡充の訴えには、「やっている」との認識。これからも増えていく保育重要にたいして計画が不十分と指摘すると、「待機児ゼロを目指す」と言いながらも計画見直しの姿勢は見せませんでした。このままでは近いうちに「想定外の保育需要の増大」などと言わせかねない状況だと感じました。

財政危機論

 区長はしきりに“今後財源が減っていく”ことを強調。そうしたとき、富裕層の税収が重要になると主張しました。どれだけ富裕層が区に残ってくれるかは今後の福祉の存続を左右するとまで言い切りました。
 この発言には多くの問題があります。
 まず、杉並区がそこまで財政危機に陥っているのかといえば、極めて健全な財政であることが知られています。杉並区どころか、23区はすべて健全財政といって過言ではないのです。むしろ、こうした自治体が緊縮財政をしすぎて、福祉の低下や官製ワーキングプアの増大を生んでいるのが問題になっているのです。
 かえって福祉施策などに力を入れることは、私達の暮らしを楽にして内需を拡大し、雇用も増えていくことにつながります。これは、最近では企業系のシンクタンクでも指摘し始めていることです。

富裕層の税収論のあやまり

 そしてもう一つの誤りは富裕層の税収が福祉の決め手になるという議論です。そもそも23区では富裕層がかたまって居住している自治体がいくつかありますが、その区が他区と比べて異常に裕福になっているということはありません。それは都と区の税収を調整する都区財政調整という作業が行われているからです。単純にいえば、低所得者が多く税収が低い地域には、港区など富裕層の多い自治体が都に納めた税金が配分されているのです。だから富裕層を維持するとか、富裕層を他区から引っ張ってくるという議論はあまり意味がないのです。それはそうですよね。新宿や港区の高層ビルに入った企業は、その区のおかげだけでやっていけてるわけではありません。毎日他区からやって来る人々によって支えられているわけであって、ここに23区で税収を調整する必要が生じるのです。

年150億円の財源を区民福祉の向上に!

 減税自治体構想がなくなろうとしています。そこに注ぎ込むはずだった150億円の財源が使途を求めています。いま、この財源を福祉の向上に重点的に使うことこそ、区民の暮らしを国の悪政から守り、消費と雇用を活性化させ、経済をまわしていく唯一の道です。
 荻窪駅周辺整備はいずれ手をつけねばならないことですが、それよりも前に区全体を活性化させる仕事が残っています。ましてや駅前巨大開発にでもなれば、これは富裕層にとっての一時的な投資先が生まれたとしても、区民のためにはまったくならない政治になるということを指摘するものです。
image
 写真は申し入れ後に行った阿佐ヶ谷での新年そろいぶみ宣伝。立ち止まって聞く人や新年区議団ニュースの受け取りがよくて、こちらが驚きました。
(12.1.4)
<< 戻る

杉並区成田東4-5-14
TEL 3391-0977

Copyright(c)2004,AKIRA HARADA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。