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原田あきら
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基本構想審議会答申が区長に 

パブコメ125件358意見も訂正はたった7ヶ所…

 一昨日(1/17)基本構想審議会が開かれ、答申が区長に手渡されました。

パブコメからたった一回

 私も何回もこのHPで書いてきましたが、基本構想答申案には多くの問題点があります。パブリックコメント(区民意見募集)には私と同様、現状認識の甘さを指摘し、開発型をにおわせる文章を批判する内容も含め、逆にもっと厳しい緊縮財政を求めるものまで125件、358項目にたいする意見が寄せられました。
 しかし、調整部会による答申案の変更はたった7ヶ所…しかも語句の説明をつけたり、表現を多少変えたりする程度の変更でした。
 そんでもってこの会議で答申を決めちゃうって言うのですから驚きです。

メールが来てない委員も!
そしてたった一時間の審議…

 この調整部会の検討結果を私たち審議委員が渡されたのは、なんと13日(金)の夜7時半過ぎのメール…土日を挟んで火曜日には答申にたいする意見を、といわれてもホント困りますよね、だって10年を規定する区の根本文書ですよ?
 隣の席の自民党の若手、脇坂君なんかはそのメールが来てなかったという事務方の大失態。当たり前ですがやたら文句言ってました。これ、課長や部長の責任問題でしょう?
 しかもしかも、なんとこの日の審議時間は一時間…何をしゃべれって言うんですか!!ていうかしゃべらせるつもりがなかったでしょうね。

採決を求める!

 普通はこういう答申とかは採決にはならず、全会一致とかで区長に答申されるものです。まあ、一年間にわたって審議してきたものですからね。
 しかし、今回の答申というのは区長の思惑が入りまくり、審議委員の熱心な発言もほとんど活かされないで、規定路線からいささかもはずれないかのようなまとめが出てくる…これには不満を抱く委員が少なからずいたはずです。
 私はこの日、一時間の審議時間という手続きの問題とともに、委員のみなさんの意見がしっかり盛り込まれなかったという点で厳しく答申案を批判しました。そして、承認するわけにはいかないということで採決を求めました。
 結果は賛成多数、反対1、保留1で答申決定となりました。

「言いたいことを言って頂いた」

 まあ、区も円満に終わらせようとしていたのでしょうが、そこに重大なケチをつけましたからね、区の心中はいかばかりか。審議委員からも“いまさらくつがえさないでほしい”という声が出ましたが、面白かったのは会の終了後。他の審議委員のみなさんに挨拶をしていたら、何人かの方から「言いたいことを言って頂いた」「もっと区民の声を大事にしたものにしないといけない」などの耳打ち的な話をして頂きました。
 まあ、あの雰囲気の中で「反対!」なんて普通の人には言えませんものね。なんたって私以外は議員だって一言も発言しませんでしたから…。
 舞台は区議会に移ります。今後は区議会議員としてこの答申案について論戦を挑みます。
(12.1.19)
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