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民主党、二度目のフィンランド視察は中止か?
先日、驚きをもって報告した民主党議員によるフィンランド視察はどうも中止になったようです。
民主党の他の議員が行くのかと思っていたら、山本あけみ議員が二度目の訪問をする予定だったそうです。これはさすがにすごい…。だって、メールで届いた視察内容は前回の視察内容とほぼ一緒でしたからね。
海外視察について
私は海外視察そのものを否定するつもりはありません。先進的な施策を行っている国々へ、その実態を知るために出向くことはすばらしいことです。そこでの肌身の感覚というのは大事なものでしょう。しかし、それを活かすだけの力がそもそも自分に備わっているかと言うのは冷静に判断しなければなりません。
たとえばフィンランドでは日本のような受験競争がありません。毎日のテストもありません。一人一人のやる気や考える力を重視して、「競争」というものを教育から排除しています。もう、今の日本とは根本が違うのです。そうしたことをわかった上で視察に行っているのかも重要ですが、なによりも日本にそうした経験を持ち帰ってきて活かすだけの力が区議会議員という位置にいる自分にできるのか…この冷静な判断は重要です。だって、区議レベルで日本の教育そのものを動かすというのは権限としてはないわけで、そこに多額の税金を投入するというのはどうなのか…そういう判断は重要ですよね。
なんでやめたのか
まあ、よく踏みとどまりました。私のHPをみてやめたとは思えませんが、自分で判断したのか、先輩議員が指導したのか…。しかし、なぜでしょうね。区民のときには“それはおかしい”と思っていたことが、議会に来ると“当然の権利”かのように錯覚してしまう…まだまだ議会改革の道のりは険しい。
(12.5.3 全原発停止まであと二日)
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