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2012.6議会中継<1>
許しがたい暴挙!
共産党、ネットみどりを自公民が結託して排除
5/30臨時議会で自民、公明、民社は第4党の共産、第5党のネみの委員長ポストを奪い山分けする暴挙に出ました。
まあちょっと忙しくて報告がだいぶ遅れましたが、議会中継と合わせて怒りの報告をさせて頂きます。
共産、ネみの委員長ポスト…ゼロ!
これまではその会派の議席の大きさに応じて正副委員長のポストを配分する形をとってきました。自、公、民社はこの民主的なルールを踏みにじり、日本共産党杉並区議団6議席、生活者ネット・みどりの未来5議席に当然あずけられるべき正副委員長ポストをひとつも渡さないという事態を引き起こしたのです。
共産のポストをゼロにするってのは恐ろしいことですよ。委員長ポストってのは自公民社からすればお金の問題かもしれませんが、区民にとっては民主主義に関わる大きな問題なのです。
委員長ポストとは
総務財政、区民生活、保健福祉、都市環境、文教という5つの常任委員会。そして4つの特別委員会。これらの委員会にそれぞれ委員長と副委員長がいます。この役職は重要で、委員会の開催、そこでの区役所からの報告事項を決めることができ、なんといっても区民からあげられた陳情・請願の審議をするかしないかの判断までゆだねられているという、それはそれは重要な役職なのです。
と同時に、ここからが自公民社の関心事かどうか知りませんが、それぞれ毎月委員長で約5万円程、副委員長で2万円程の給料アップがあるのですね。共産党ではそれらは会派の収入として個人の収入にはしていませんが、他党ではだいたい個人収入にしているようです。まあ、私達には委員長の決定権しか目にはありませんが、共産、ネみを排除して委員長ポストを山分けされた各党にとってはいかに「勝利の美酒」とやらを味わっていることでしょう。
最悪の「議会改悪」…
この間、自・公・民社は議会改革というものを声高に主張し、たしかにこの一年の動きをみると一定評価できる改革も行われていました。しかし、第4、5党を排除し、自公民社でポストを山分けするなど23区みまわしてもなかなかないような酷い改悪が行われてしまいました。この一年間の努力も帳消しですね。
いつぞや議会改革委員会で私が、“自公民のみなさんは議会基本条例を作りたがっているが、区議会の最高法規としての議会基本条例と言うなら日本国憲法という最高法規に則ったものを作るという姿勢があるのかどうか問われる”と指摘したことがあります。自公民はそんなつもりはないと言っていましたが、まさにそういう姿勢がこういうところにあらわれるのです。
さあ、前途多難な始まりですが、議会中継元気に更新してまいります!
(12.6.7)
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