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2012.6議会中継<4>

大飯原発再稼働撤回を求める意見書案、上程ならず

 本日、議会運営委員会理事会というところで、党区議団が上記の意見書案を提出しました。

小金井での快挙

 過日、小金井市議会で採決された「関西電力大飯原発3・4号機の再稼働に反対する意見書」の文章を習って書かせて頂きました。というのも小金井ではみどり市民ネット、共産、社民に加え、なんと自民、公明らも賛成して採決されていたからです。
 それでも杉並区議会的にはかなり厳しい指摘も小金井の議決文には含まれていましたので、もうちょっと簡潔な文章にして提出してきました。これならいけるでしょう!と。

この期に及んで「ハッキリしていない中で出すべきではない」

 いやあ、驚いたのが公明党の反対理由。こういいました。「大飯町のことを考えると、ハッキリしていない中で出すべきではない」と。原発が爆発事故を起こした→放射能が飛び散った→炉心の様子も分からないのに、首相が新たな安全宣言をして再稼働を決めた…事態は「ハッキリ」しています。再稼働に反対なのか賛成なのか、ハッキリしないのは杉並の公明党の方ですね。

さらにとんでもない反対理由…

 さらには反対理由の一つとして、昨日の私のツイッターの記事が失礼にあたるとの指摘が。そのツイッターってこれですよ→「さあ!大飯原発再稼働撤回の意見書案を明日の杉並区議会理事会に提出。自公がどう動くか注目!」。反対理由にされるような失礼な文章じゃありません。相手を敬った表現ではないかもしれませんが、そんなの私は公明党の召使いかって話です。まったく反対理由になっていないと指摘するものです。

「大飯町のことに杉並から口を出すべきじゃない」

 ↑これも驚きの反対理由でした。自公民そろって言ってましたけど…大飯原発の再稼働が大飯町だけの問題にならないことは福島原発事故で明らかです。野田首相の記者会見での、あの新安全宣言…あれに物言いをつけられなくて何が地方分権ですか!自治体の声をもっと政府に響かせなきゃいけません!大飯町のことだからなんてのは問題に目をそむけているだけです。

ただ、強い葛藤も見られた

 しかし、反対意見の端々には区民の声を捉えてか、悩んだらしい発言も飛び出していました。公明党は開口一番「党の中でも賛否ある…悩ましい」と立場の苦しさを吐露。まあ、創価学会の池田大作氏が脱原発を表明して話題になりましたが…それでも原子力村からきっぱりと袂(たもと)を分かつことができないのが苦しそうでした。
 自民党はこういう事態だからといって即脱原発なんてできるのかと苦言を呈しつつ、「そういう方向に進むのはわかりますよ」と、脱原発への流れを肯定する発言を行ったのです。これに私は驚きました。これを発言した自民党幹事長は若手議員でリーダー的存在ですが、どちらかというと何が何でも原発推進と言いそうなイメージの議員さんだからです。

区民の声が影響か

 やはり、脱原発杉並など区民運動の強さが影響しているように感じますね。二度行われた脱原発杉並デモには参加はせずとも全会派の議員さんがデモを観に来ていました。
 そうした区民の運動が自民党や公明党の方針にもいささかの変化をもたらしているのかもしれません。
 ちなみに民主党の反対理由の一番は「私達の政権が出したものなので…」とのことでした。
(12.6.20)
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