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原田あきら
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2012.6議会中継<7>

重要な成果!若者就労支援センター創設!!

 でました!議会が終わってからの「議会中継」。しかしながらいくつかの成果もありましたので報告します。
 やりました若者就労支援センターの開設。これは重要です。私はこの問題を「ネットカフェ難民」問題から追求してきまして、とうとう実った形です。

「ネットカフェ難民」問題から

 党区議団では私を中心に3年ほど続けてネットカフェ難民調査を行ってきました。民主青年同盟や共産党杉並青年支部の協力もうけて行ってきたものですが(ちなみに当時、この青年のなかに山田耕平議員もいました)、これがすごい結果でした。
 私たちの調査は区内のネットカフェがいくつくらいあるかから開始し、そこにだいたいどれくらいの「ネットカフェ難民」がいるのかを調べ、その対策を訴える目的がありました。
 そこでわかったことは、実は、杉並区はネットカフェの料金やサービスが比較的良く、都心のホームレス状態の人達も寝泊まりに来ているなどかなり深刻な事態がわかってきたのです。その人数は区内で一日100名にも及ぶとも推測され、なかにはネットカフェの経営者からも「できることがあれば協力する」と声がかかったくらいだったのです。本当に私たちの知らないところで悲惨な貧困化が進んでいることを実感した調査でした。

区は“今後の検討”と答弁

 私はこうした事態をうけ、まずは区自らの調査を求め、次いでネットカフェの衛生状態の確保や「ネットカフェ難民」状態の利用者への生活相談実施などを訴えてきました。その総合的な支援の先に、当時渋谷区が取り組んでいたハローワークの分室設置=区内での若者就労相談機能の創設を訴えていたのです。
 これには堺市を行政視察に行ったときの経験も活きました。堺市の就労支援センターは引きこもりの青年なども合わせて、グループ活動をとおしたカウンセリング体制など画期的な支援が行われていました。私はこうしたことも今後重要になることを訴え、ハローワーク分室設置を求めたところ、これに対して区は、総じて“今後の検討”と答弁してきたのです。

かなり充実した機能が期待される内容

 若者就労支援センターは12月、産業商工会館内に開設される予定です。今回の定例議会で、すぐろ奈緒議員がこの問題を取り上げました。すぐろ議員の質問に対する答弁は画期的でした。東京都の仕事センターと協力した事業で、基本的な就労支援はもちろん、カウンセリング機能なども備わったもので、これは高く評価できそうな内容でした。
 しかしながら、もったいないのはこういう仕事を民間委託してしまうのですよね。こういう就労支援とか区民のニーズに寄り添ってあげられる仕事こそ直営にすれば、職員としてのやりがいやスキルアップにつながるのですがね。残念です。
 あと少し要望をするとすれば、ここは一つ、「ネットカフェ難民」の実態調査や引きこもりの実態調査など区独自の丁寧な実態調査が必要になってきています。これは絶対にやらねばなりません。その区独特の特徴があるはずですから、それに合わせて施策の効率化を図る必要があるためです。
 
 ま、それにしても重要な成果だと思います。“困っている人を見過ごさない”という区長の言葉はこの点ではウソはないと大いに評価し、みなさんに報告したいと思います。
(12.7.8)
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