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2012.9議会中継!<3>

みんなの党 横田政直議員から訂正要求

 議会中継!<2>の内容についてみんなの党横田議員から訂正要求がありましたので掲載します。
 これも議会中継の一つかなと思い、報告します。

私の記事

 私は議会中継<2>において井草の保育園建設計画が企業に丸投げしていたためにとん挫したことを取り上げました。“様々な事業者が参入することで質がよくなる”とした区ですが、企業による保育園経営がとても不安定なことを露呈した格好です。
 ところが議会では民間委託について無邪気に“悪いことばかりじゃない”とか“どんどんやるべきだ”とかいった議論が飛び出しています。
 そうした議会質問の一例として『“住民票、戸籍、国保などの窓口職員を民間委託せよ”(みんなの党横田政直議員)』という質問があったと掲載したものです。

横田議員の訂正要求の内容

 この記事に対し、横田議員から訂正要求が来ました。
「現段階では(窓口委託は法律上)困難である事を前提に、戸籍、住民票、国民健康保険の窓口業務の外部委託について研究していくべき、共産党が指摘する問題点なども考慮して、公務員でなければできない業務とは何かを厳しい財政状況を勘案して研究していくべきとの主張です。
 現段階で、戸籍、住民票、国民健康保険の窓口業務をすべて外部委託せよと主張しているわけではありません。
というものでした。

「研究せよ」は委託推進の立場ではないのか

 うーん、これは理解に苦しみますよね。横田議員は第二回定例議会で、足立区が呼びかけた『日本公共サービス研究会』という研究会に「杉並区も参加すべきではないか」と迫っています。現在のところ総務省からストップがかかっている戸籍、住民票、国民健康保険の窓口業務の外部委託について、アウトソーシングの拡大の立場で研究をする会に区も出席しろと迫ることがどうして「現段階で、戸籍、住民票、国民健康保険の窓口業務をすべて外部委託せよと主張しているわけではありません。」となるのか理解不能です。
 アウトソーシング拡大を主張する勢力にも、行政のやみくもな民間委託反対を訴える勢力にもどちらにも説明のつかない話であると指摘せざるを得ません。

無邪気すぎる

 ハッキリ言って、その政策や主張がどれだけ区民に被害をもたらすことになるのか、区議会議員として無邪気すぎる人が多すぎます。現場の声も聞かないで“民間委託のいい面を伸ばそう”見たいな。保育が民間委託されたら何が起きるのか、やってみなけりゃわからない!とかってあまりに想像力が欠けているし、そもそも子どもを実験台にしているようなもんです。
 私は民間委託にはなから反対しているわけではありません。ですが、もしも民間の創意工夫に溢れた質の高いサービスを実現しようとするなら、それは逆にお金のかかることだと思います。安く!しかも質の高いサービス!…なんて、絵に書いた餅を議会で並べないでいただきたいものです。
(12.9.12)
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