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原田あきら
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国民の民意をどうみる?
民主大敗、自民政権へ

 すごい選挙結果でした。自民の大勝のことではありません。国民の政治的模索の激動ぶりについてです。

共産党はほぼ現状維持

 
 まず、うちの結果について。議席は一議席減の8で、まあ現状維持かなと。得票でいうと369万票で直近の国政選挙と比べて13万票増やした感じですかね…まあ、現状維持。
 議席倍増を目指して奮闘し、みなさんにも支持を呼びかけたわけですから、この結果には、ふがいなさを感じざるを得ません。今後もみなさんのご指導ご鞭撻を仰いで、まだまだ未熟な政党ですから更なる成長に向け、奮闘します。

共産の結果にみる激動の情勢


 しかし、支持の拡大に歩いていても本当にすごかった…今回は維新の党にするとか、みんなの党、未来の党までいわゆる「第三極」に共産票が流れる現象をたくさん見てきました。ただ逆にいうと、他の党からかなりの規模で票が流れてきたということも言えるんですね。現状維持ですから。
 組織票で固いと言われてきた共産票でさえ、これほどの流動性があったのですからね。国民の政治的模索は、これはかなりの規模で起きていたと言えるでしょう。

自民党の得票の実態に驚き


 もっと大きなところでその現象を見てとれるのはやはり自民党の票です。
「国民の大規模な政治的模索が起きているっていうなら、なんで自民党があんだけ大勝すんだよ!」と言いたくなる人もたくさんいるでしょう。しかし、この自民党票にこそ、今回の選挙の特徴が表れています。
 自民党は今回の選挙で1662万票です。ところがです…前回2009年の衆院選では大敗を喫していますが、その時の得票は1881万票なのです。二百数十万票も減らしているんですね。それでも三百議席を取ったのはほかでもない小選挙区制の影響(私は「弊害」だと思ってますが…)なわけで、引き続き国民は自公政権にも戻ってほしくないという判断を広げているんですね(公明も得票を数十万単位で減らしてます)。単純にはいかない国民の政治的模索は続いています。

マスコミは議席予測による投票率低下の責任をとれ!

 ところで、自民党がわりと大規模に得票を減らすことはほぼわかっていたはずなのに、「自民圧勝!」という議席予測だけを示して「これが民意」かのように、選挙中に報道したマスコミは最悪でしたね。あれでかなりの人が「やっぱ変わんねえな、日本は…」と棄権したなのではないでしょうか?マスコミの罪は軽くないと思いますよ、私は。
 1600万票というのは有権者からすれば16%くらいですか?今後誕生することになる第二次安倍内閣の支持率は、急速にその%に近づくことが予想されます。来年夏の都議選、参院選はまた凄い激動が予想されるのです。

実は共産党って意外にとってます

 ちなみに共産党の得票は361万票ですから、自民票1661万票の4.6分の1、民主票の2.6分の1を獲得しているのですね。実は、意外に得票しているのです。
 今後はですね、“国民による巨大な政治的模索”という激動の中、単に激流に流されないブレない力を磨くばかりでなく、むしろ激流を乗りこなすような力も身につけていかねばならないなと思うところです。乞うご期待。
 さて、次回は杉並選挙区の見方について書いてみたいと思います。
(12.12.18)
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